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学習お助けQ&A

数学【資料・データの分析】

有効数字

有効数字について教えてください。

有効数字は、近似値を表す数字のうちで信頼できる数字のことです。
数字というよりも理科の実験をイメージするとわかりやすいかもしれません。
例えば、100g単位で測れる体重計で体重を測っているとき、「昨日より5g減った!」なんてことはわかりませんよね。このように何かを測定するときは、装置の都合によって測れる単位が変わってきます。そこで、どのけたの数字までが正しく測ったものなのかわかるようにしておく必要が出てくるのです。
一般に、どこまでが有効数字かをはっきりさせるために、整数部分が1けたの小数と、10の累乗、または10の累乗分の1の積で表します。

$a \times 10^n$ または $a \times \dfrac{1}{10^n}$($n$は整数 $1 \leqq n \lt 10$)

$a$が有効数字です。例にあるように、「$1.23 \times 10^3$」であれば、$1$、$2$、$3$が信頼できる数字ということですね。

「$5000m$を有効数字で表す」ような問題について詳しく教えてください。

下記の例題を使って解説します。

$5000m$を、有効数字がわかるように、(整数部分が1けたの小数)×(10の累乗)、または、(整数部分が1けたの小数)×(10の累乗分の1)の形で表しなさい。ただし、いずれも有効数字のけた数は2けたとする。
【答】$5.0 \times 10^3$

$5000$の表し方について、$5 \times 10^3$ではなく、わざわざ小数数点を書いて$5.0 \times 10^3$とするのには理由があります。
たとえば、$4900$だったら、有効数字は$4.9 \times 10^3$ですよね。「$4$と$9$が信頼できる数字」であることがわかります。$5000$は、偶然2けた目が「$0$」であるだけで、この$0$も信頼できる数字です。信頼できる数字であることをはっきりさせるためにわざわざ小数点の次に「$0$」を書いて表しています。$5 \times 10^3$とすると、「$5$」のみが信頼できる数字であることを意味します。この場合と区別するために、「小数点$0$」と表すことで、「$5$と$0$が信頼できる数字である」ことを表しているわけです。

「$0.035$を有効数字で表す」ような問題について詳しく教えてください。

下記の例題を使って解説します。

$0.035$を、有効数字がわかるように、(整数部分の1けたの小数)×(10の累乗)、または、(整数部分が1けたの小数)×(10の累乗分の1)の形で表しなさい。ただし、いずれも有効数字のけた数は2けたとする。
【答】$3.5 \times \dfrac{1}{10^2}$

(整数部分が1けたの数)×(10の累乗)という形にするときの整数部分というのは、「$0$以外の数字」なのです。小数の場合、左から見ていって、初めて現れた$0$以外の数字が、「整数部分」となります。たとえば、$5$gをキログラムで表すと、$0.005$kgですね。どちらも同じものの重さを表しています。$5$gが信頼できるときに、キログラムに直したら「$0$kg」となってしまうのはおかしいですよね。ですから、小数では、「$0$以外の数字」を見つけてください。

箱ひげ図

四分位範囲とは、具体的にどのような時に使うのですか。

調べようとする資料の全体を1つの値で代表させたとき、その値を「資料の代表値」といいます。代表値は、平均値、中央値、最頻値などがあります。これらは、資料のばらつきを表していません。四分位範囲は、資料のばらつきの度合い(ばらつきの大きさ)を表す量の1つです。

また、四分位範囲は箱ひげ図の「箱の長さ」を意味します。
中央値周辺に集まっている全体の50%の資料のちらばりを箱の長さとして把握することができます。

平均

仮平均を使った平均の求め方が分かりません。

「基準との差」や「基準とした値(仮平均)」を利用するときは、

(それぞれの値)=(基準とした値)+(基準との差)
(平均)=(基準とした値)+{(基準との差)の平均}

この関係を利用します。

例えば、生徒Bの身長160cmを基準としたとき、
生徒Aの身長は+6cm
生徒Cの身長は-3cm

だったとします。

このとき、基準との差の平均は、(+6+0-3)÷3=1(cm)だから、生徒A,B,Cの身長の平均は160+1=161(cm)だとわかります。

実際に、それぞれの身長を求めてから、身長の平均を調べて確かめてみましょう。
生徒Aの身長:160+6=166(cm)
生徒Bの身長:160cm
生徒Cの身長:160-3=157(cm)

よって、生徒A,B,Cの身長の平均は、(166+160+157)÷3=161(cm)

このように、同じ結果になりますね。