国語【学習法・全般】
学習法・全般
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解説をきちんと読んでいるのに、復習がうまくできません。
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国語の問題の復習の際に最も大切なことは、「どうしてその答えになるのか」を完全に理解することです。
そのためには、まず本文の理解が正しかったかどうかを確認する必要があります。説明文・論説文であれば、本文全体の構成と筆者の主張を理解することが主となります。もしもわからない言葉があれば、必ず辞書を引いて確認しましょう。加えて、解答解説の補足解説を読むことで理解が深まります。
そして時間が割けるのであれば、段落ごとに言いたいことを簡単にまとめてみてください。さらにそれらを繋ぎ合わせ、文章全体で何が言いたいのかをまとめてみてください。この練習をすることで、読解の力、更には記述の力もついてきます。次に設問の復習を行います。まずは解答解説を見ずに、どのように考えて、自分の解答を作成したかを思い出しましょう。忘れてしまった場合は再度問題を解いてみてもいいですよ。問題を解く際に、解答を導き出すまでの思考の過程をメモしておくと良いかもしれません。
次に解答解説を読んで、正しい考え方の過程を理解します。そしてそれを、先ほど確認した自分の考え方の過程と比べましょう。特に解答に至る過程が大幅に誤っている場合、「なぜそれを見落としてしまったのか」、「なぜそう考えてしまったのか、なぜそう考えるのが誤っているのか」をていねいに確認しましょう。
これを設問ごとに行っていき、最後にまとめとして、普段の問題を解くように、全ての問題について解答に至る過程を確認し、解答の方向性を確認するのが良いでしょう。記述が苦手であれば、このときに自分で解答を作成し直すのが望ましいです。大切なことは、答えそのものを覚えることではなく、答えに至る正しい過程を完全に理解することです。あいまいなところが少しでもあるとその効果は下がってしまいますから、自分に厳しく、徹底的な理解を心がけてください。
目には見えにくいですが、こうした復習を積み重ねていくことで、必ず力はついていきますよ。あと一歩、復習にも力を入れて頑張ってみてください。
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記述問題の自己採点のしかたを教えてください。
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記述問題では「解答に必要な要素がそろっているか」という観点で採点が行われます。すべてのポイントを押さえた解答になっているかどうかを一つ一つ確認していきましょう。
自己採点の際は、模範解答をいくつかの要素(パーツ)に分けて、自分の答えと照応させていくと、欠けている要素が見えてきます(解説で採点のポイント《○つけのポイント》が示されている場合は、そこも参考にします)。模範解答にあって、自分の解答にはない要素が見つかったら、そこが減点対象になります。
なお、模範解答と全く同じ文面でなくても内容が一致していれば正解とみなされます。模範解答と言い回しが異なる部分については、辞書でそれぞれの語句の意味を調べてみて、同じ内容を表す言葉なのかどうかを確認してみるとよいですね。その他、自己採点の際の注意点を挙げておきます。
★ 「設問文が求めている要素がすべてそろっていること」
★ 「それらの要素が(原因と結果・意見と根拠など)論理的に正しくつながっていること」
★ 「正確な日本語であること」
★ 「指示に従った書き方であること」
以上のような観点で解答を丁寧に見直しながら、記述力アップを目指しましょう。
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国語の勉強法がわかりません。
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国語の問題文を理解するのに必要な「読解の力」は、たくさん問題演習をする中で身に付けていくものですが、国語に取り組むとき、単に「問題を解く→答え合わせをする」の繰り返しをしているだけでは、思うように力はついてきません。
読解の力をつけるために大事なことは、文章の種類ごとにある【読み方・解き方のポイント】を理解し、それを覚え、問題演習とていねいな復習を通してそれを使いこなせるようにしていくことです。
小説には小説の読み取り方があり、論説文には論説文の読み取り方がありますから、それを理解して使いこなせるようになることを目指しましょう。また、国語では復習が大切です。読解の勉強は「解き方の勉強」ですから、ここに一番時間をかけましょう。読解問題を解いた後は、「解説」や添削問題の赤字のアドバイスをじっくりと読みながら、自分の考えが正しかったのか、間違っていたのかを確認しましょう。
このときに大切なのは、「納得するまで考える」ことです。「なぜ自分の答えは間違いなのか」「解答はなぜ正しいのか」「その正解にたどり着くためには本文のどこを見ればよかったのか」を、追いかけるように確認します。記述問題でしたら、解答をいくつかの部分に分けて、その言葉を入れる必要性を分析してみても良いでしょう。この繰り返しで、「大事な部分がどこにあったのか」「自分の見つけた手がかりがあっていたかどうか」「何を選ぶべきだったのか」を確認していきます。読解では、最初に間違えることは何でもありません。重要なのは、間違いを追求する中で正解にたどりつく道筋をみつけ、それを次の問題で生かしていくようにすることです。必ず納得するまであきらめないことを心がけて取り組んでいけば、必ず国語の力は身につきます。
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添削問題の復習のしかたを教えてください。
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国語の復習では、間違えた理由と正解の理由をよく考えることが大切です。
よく「自分はこう思ったのに答えは違った」と思うことがありますが、それはおそらく客観的な読みができていないことに原因があります。添削問題であれば、添削の先生からのアドバイスを中心に、自分勝手な解釈をしていないか、答えの根拠となるような記述が文中にあるかなどを確認しながら、どこに注意すれば正解できたかを考えるようにしましょう。間違えた問題はもちろん、正解した問題も解説をよく読み、自分が考えたやり方と比べてみましょう。そして、自分が間違えた原因と正解の根拠を理解して、自分の誤っていた「読み方・考え方」を修正しましょう。本文も参照しながら、それをしっかり確認してください。
記述問題で間違えたり減点されたりした問題については、本文・模範解答・解説・自分の解答を見比べ、何が必要で何が必要でなかったのかを必ず確認しておきましょう。文章のどの部分を使ってまとめているか、どんな表現を省き、どの語句を言いかえているか、問題文と模範解答を対照させてみると、わかりやすいですよ。
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国語が得意になるには、読書したほうが良いのですか?
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本をたくさん読むことによって、長い文章を読むことに慣れ、読むスピードが速くなります。また本を読むことで広く知識を得ることができます。ですから、読書は国語力の向上になるだけでなく、いろいろな面で効果的であると言えるでしょう。
しかし、単に読書をするだけでは「国語」の点数は伸びにくいです。なぜなら「国語の問題」では、「何を言っている文章なのか」を理解する力があるかどうか、読み取れた内容を正確に書けるかどうかを見ているものだからです。
ですから、国語の問題が解けるようになるためには、やはり問題演習などで文章を正しく理解していくことが必要となります。
その点もわかった上で、他の勉強との兼ね合いも考えながら、時間を見つけて読書体験を積むのはもちろん良いことです。「語句知識」や「文法」は勉強できますが、「社会的な経験の蓄積」は中学生には難しいものですから、それを補ってくれる「読書」が、とても重要になるのです。
そこで、国語力アップのために、好きなジャンルのものからで良いので「活字を読む」ことを心がけてみましょう。小説があまり好きでなければ論説文系のものから読んでみても良いですね。「読書」を通して、多くの世界に触れ、多くの考え方に触れ、多くの人間関係に触れ、多くの表現に触れていくと、国語の基礎体力向上につながります。