みんなのミニミニ作文 5月の優秀作品と解説

みなさんから届(とど)いた作品の中から、特におもしろかったもの、すぐれていたものをしょうかいします。

5月のお題はこうでしたね。

お題
〈たたかわずして勝つ〉
あなたは、街にあらわれたかいじゅうをたおすヒーローだ。でも、できれば暴力(ぼうりょく)をふるわずに、かいじゅうに帰ってもらいたい。どんな言葉でかいじゅうを説得する?

言葉は時に争いを生みますが、争いをさける手段(しゅだん)にもなります。かいじゅうも思わず帰りたくなってしまうような、センスある作品をしょうかいします。

優秀作品

あなたかわいいじゃん! そんなにかわいいのに町を襲(おそ)うなんてもったいないよ。
(ペンネーム:「いちか」さん)
先生

かいじゅうでも、かわいいと言われると照れてしまうのでしょうね。相手の感情(かんじょう)をうまくコントロールする一言です。

佳作

あのさ、かいじゅうさん。悪いけどさ、もう夜だからやめよう。アナタも眠(ねむ)たいでしょ。
(ペンネーム:「さくらんぼ」さん)
さとる

「悪いけどさ」や「アナタも眠たいでしょ」と言うことで、かいじゅうにも気をつかって言っているのが伝わるね。

何やってるんだ 君のお母さんの誕生日(たんじょうび)じゃないか。早く帰って祝ってやりなさい。
(ペンネーム:「ブルーマウンテン」さん)
まどか

こんなこと言われたら、わたしも急いで帰りたくなるよ。かいじゅうも人も同じだね。

あなたの街に自分たちよりも大きい怪物(かいぶつ)が出てきたら困(こま)るでしょう。
(ペンネーム:「ローズ」さん)
ゆうき

相手の立場に立って考えるのは大切だね。かいじゅうもきっと反省するんじゃないかな。

Z会小学生コース 専科作文5年生・6年生