みんなの作文<6年生> 今月の課題

Z会の作文6年生の「てんさく問題」(通信教育の提出(ていしゅつ)課題)をしょうかいします。よりよく書くためのこつも大公開しますので、役立ててくださいね。

8月の「てんさく問題」の課題はこちら!

課題
読書感想文スペシャル
『エブリスタディ作文』の4〜7ページの課題文を読んで、感想を書きましょう。
まどか ねえねえ、お兄ちゃん。この間、どの本で読書感想文を書くのか、友達と話してたんだ。そしたら、友達もわたしと同じ本を読もうとしてたんだよね。やっぱり別の本にしたほうがいいのかな?
ゆうき まどかが書きたいと思った本なら、友達と同じでもいいんじゃないかな。読む文章は同じでも、感じることはきっとちがうはずだよ。
さとる でも、だれが書いても同じような内容(ないよう)になったらがっかりだよね。自分らしい読書感想文って書けるのかなあ。
先生 だいじょうぶですよ。「自分らしさが出る感想文を書くこつ」があるのです。それを学べば、きっとあなただけの読書感想文に仕上げることができますよ。

今月のてんさく問題、攻略(こうりゃく)ポイント

ここがポイント!

1.読書と自分の体験を結びつける!
印象に残った場面について、登場人物がどのような行動をしているのかをじっくり考えてみましょう。それに対して、「自分だったら……」「実は自分も……」と、自分の考えや経験(けいけん)に引きつけて考えてみましょう。そうすることで、自分らしい読書感想文を書くことができるようになります。
2.本や場面をとおして学んだことを書く!
物語の内容を自分に引きつけて考えることができたら、その本や場面をとおしてどのようなことを考えたのか、どのようなことを学んだのかをじっくり考えてみましょう。それを読書感想文に盛(も)りこむことで、文章がきりっと引きしまります。

「みんなの作文」に紹介されるコツ

  • てんさく問題の「しょうかいしてもよい」のところに必ずチェックを入れよう。
  • 提出目標日よりも早めに提出すること!

保護者の方へ

今月のてんさく問題のねらい

今回は、「自分らしい読書感想文を書く」ことを目標にしています。読書感想文を書くことは、読書体験と自分の経験を重ね合わせる練習にもなります。同じ本を読んでも、感じること、考えることは人それぞれです。物語の内容を自分に引きつけて考えることで、自分だけの感想文にすることができるということを感じられれば、読書感想文に対する苦手意識も薄れ、本からさまざまなことを学べると実感できるはずです。

つまずきポイントと、アドバイス例

自分の考えや感じたことを書こうとするあまり、どの場面について言っているのかを書き忘れてしまうことがあります。そうすると、読み手は、書き手の考えと物語の内容のつながりをつかみきれなくなってしまいます。まずは、どの場面を読んで考えたことなのかを明確にすることが大切です。お子様の感想文を「場面の概要がつかめるかどうか」という視点で読んでみてください。そのうえで、あらすじだけにならず、場面をとおして考えたことや学んだことを書けているようであれば、おおいにほめてあげてください。

Z会小学生コース 専科作文5年生・6年生