Z会の作文5年生の「てんさく問題」(通信教育の提出(ていしゅつ)課題)をしょうかいします。よりよく書くためのこつも大公開しますので、役立ててくださいね。
12月の「てんさく問題」の課題はこちら!
本日のビックニュース 最近あなたの身のまわりで起こったできごとを、ある新聞の「本日のビッグニュース」というコーナーの記事にしてみましょう。また、その記事に関する大きな見出しと小さな見出しをつけましょう。 |
今月は新聞記事を書くのかあ。いつもの作文とどうちがうんだろう? | |
まずは、新聞記事の特徴(とくちょう)をおさえることが大切だよ。おうちに本物の新聞があれば、どんなくふうがされているのか、見てみよう。 | |
そっか! きっと、「大きな見出し」「小さな見出し」も新聞記事の特徴なんだね。 | |
そのとおりです。さらに、新聞記事には、読み手に事実を正確(せいかく)に伝えるという役割(やくわり)があります。そのためのくふうも学んでいきましょう。 |
1.「5W1H」の整理法を使う! |
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「5W1H」とは、「いつ・どこで・だれが・何を・なぜ・どうする」を表す言葉です。新聞記事を書くときには、これらを明らかにしましょう。この要素(ようそ)をおさえていると、どのようなできごとだったのかがわかりやすくなり、事実を読み手に正確に伝えることができます。 |
2.効果的(こうかてき)な見出しを考える! |
新聞記事の特徴は「見出し」です。「記事の内容(ないよう)をおおまかに伝える」「読み手の興味(きょうみ)・関心を引く」ために効果的な見出しを考えましょう。できるだけ短い言葉にすることを心がけ、体言止めなどの表現(ひょうげん)技法も活用してみましょう。 |
今回の課題は、自分の身のまわりで起きたできごとを新聞記事にするというものです。「5W1H」の考え方を学ぶことで、できごとを客観的な視点から整理することができ、さらには事実を正確に伝えることができるようになります。また、見出しがつくことも、新聞記事の特徴の一つです。記事の要旨を的確に表し、読み手を引きつけるような見出しを考えることも、今回の課題のねらいです。 |
自分の身のまわりで起きたできごとを新聞記事にするという課題ですから、自分が経験したできごとの説明を省いてしまうことがあります。しかし、今回はできごとを知らない読み手に「事実を正確に伝える」という練習です。「いつ・どこで・だれが・何を・なぜ・どうする」という説明がわかりにくい場合は、「これはいつのできごとなの? 新聞記事だから、日付を書いてみたら?」などとアドバイスをするとよいでしょう。もしもご家庭に本物の新聞記事があれば、ぜひ積極的に見せてあげてください。見出しのつけ方や文体などの参考になります。 |