5年生10月のてんさく問題は、
あなたはいたずら好きの魔法(まほう)使いです。あなたは魔法を使って、どのようないたずらをしますか。みんなをあっとおどろかせる楽しいいたずらを考えてみましょう。 |
でした。さあ、みなさんからはどんな作品が届いたでしょうか?
さっそくチェックしましょう!
1:動物も相手に指輪を差し出したりするようになるのかな。想像(そうぞう)すると、楽しくなるよね。
2:男の子のようすが目にうかぶようで、読んでいるほうもクスリとしてしまうよ。 |
1:どんな魔法(まほう)なのかが具体的に説明されていて、わかりやすいね。
2:会話文が効果的(こうかてき)に使われているよね。これは先生もびっくりするだろうなあ。 |
1.魔法を使った楽しいいたずらを考える! |
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まずは、どのようなときに相手はおどろくのか、楽しい気持ちになるのかを考えてみましょう。それをふまえてどのような魔法を使うのかを考えると、課題にぴったり合う魔法になります。魔法の名前も考えてみるとよいですね。 |
2.擬音語(ぎおんご)・擬態語(ぎたいご)を使う! |
「ガタガタとふるえる」「きらきらとかがやく」など、擬音語・擬態語を用いると、ただ「ふるえる」「かがやく」としたときよりも、生き生きとした文章になりますね。魔法を使うときには、ぜひ擬音語・擬態語を使ってみてください。あなたの空想の世界を読み手も具体的に思いうかべることができるので、より魅力的な文章になります。 |
今回は、「魔法使いになっていたずらをする」という課題です。空想の世界を文章で相手に伝えるには、さまざまなくふうが必要です。このような課題では、物事を正確に伝えるだけでなく、擬音語・擬態語を用いたり、魔法使いにふさわしい口調を考えたりすることで、生き生きと読み手に伝えることが重要になってきます。この取り組みをとおして、読み手を引きつける魅力的な文章を書くための「表現力」が身につきます。 |
空想の世界を文章にする場合、自由な発想で文章を書くお子様が多いことでしょう。しかし、空想の世界を楽しく書くことばかりに気が向いてしまうと、「自分しかわからない文章」になってしまいがちです。特に、今回は「魔法」を扱いますから、どのような魔法なのか、その魔法をかけられると何が起こるのかなどを読み手に伝えなくてはなりません。お子様の作文を読んで、魔法の内容がつかみにくい場合は、どのような魔法なのかを口頭で説明してもらってください。説明ができているようであれば、あとは作文に盛り込むだけですから、第3回の構成メモに戻るようにアドバイスしてあげるとよいでしょう。もし口頭での説明もぼんやりしているようであれば、準備の段階で魔法の内容を決めきれていないことが考えられます。その場合は、もう一度第2回に戻るようにアドバイスしてあげてください。 |
2:まだ半人前だからこうなってしまうのですね。オチまで考えられていて感心しました。