みんなのミニミニ作文 10月の優秀作品と解説

みなさんから届(とど)いた作品の中から、特におもしろかったもの、すぐれていたものをしょうかいします。

10月のお題はこうでしたね。

お題
<たとえを使って友達をほめよう>
あなたの友達はどんな子かな? 「マザーテレサのように親切」や「チーターに負けないくらい足が速い」など、たとえを使って友達をしょうかいしてね。

今回のお題では、たとえを上手に使うことができるかがポイント。たとえを使うことで、表現(ひょうげん)のはばを広げることができます。読み手の想像力(そうぞうりょく)をかきたてるような作品をしょうかいします。

優秀作品

今日の給食が嫌(きら)いなサバだとする。その時にサバを食べてくれるような人、かな。
(ペンネーム:「あんころ」さん)
先生

一瞬(いっしゅん)、「え、どんな人?」と思いました。そのあとで「あ、優(やさ)しい人なんだ」ということがわかりましたが、こういう引っかかりを読み手に与(あた)えてくれるところが逆(ぎゃく)にいいですね。

佳作

私(わたし)の友人はホットコーヒーのような、心まで温めてくれる人だ。
(ペンネーム:「レイ」さん)
さとる

寒い中、外で飲むホットコーヒーを想像したよ。ああ、ああいうあったかさなんだ、ということが伝わるね。

ふんわり飛んでく綿毛(わたげ)みたいに優しいの。
(ペンネーム:「ペンギン魔女」さん)
まどか

綿毛の動きを優しさにたとえたんだね。これはなかなか結びつかないんじゃないかなあ。でも、言われてみるとよくわかるよ。

私の友達は、トロオドンのように頭がいい。
(ペンネーム「はたらく細胞大好き!」さん)
ゆうき

トロオドン、思わず調べちゃったよ。脳(のう)の大きさから、一番頭がよかった恐竜(きょうりゅう)、とも言われているんだね。これなら、恐竜にたとえられてもうれしい……かな?

Z会小学生コース 専科作文5年生・6年生