作文の巧拙は、個人差がかなり大きいものです。自分の子どもだけ見ていると、「5・6年生になってこんな文章しか書けないなんて……」と愕然とすることもあるかと思いますが、そこで「どうしてこんな文章しか書けないの!」「本当に下手だね!」などと言ってしまうと、子どもは作文嫌いになり、書かなくなって、ますます文章が書けなくなる、という悪循環に陥ることになります。
子どもの作文のよいところを1つでも2つでも見つけて、具体的にほめましょう。「段落分けができた」「会話文を使って文章を書けた」「字がていねいに書けた」「習った漢字を使って書けた」など、できていて当然と思わずに、ほめることが大切です。
子どもの作文を上達させるいちばんのこつは、子どもを作文好きにさせることです。