みんなの作文<6年生>5月優秀作品と解説

6年生6月号のてんさく問題は、

課題
あなたは、Z会の社員になるために、面接試験にやってきました。Z会の社長が、「あなたのよいところを教えてください。」と言っています。あなたのよいところを社長に具体的に説明しましょう。

でした。さあ、みなさんからはどんな作品が届いたでしょうか?

さっそくチェックしましょう!

優秀作品

エントリーNO.1 「トッケル2号」さんの作品

優秀作品

先生 1:最初の一文が簡潔(かんけつ)でわかりやすいですね。文章全体でもぶれずにこの点について書けています。
2:仕事が早いだけの人と比べることで、「すばやくていねい」という長所がより引き立ち、効果的なアピールになりますね。

エントリーNO.2 「ポム太郎」さんの作品

優秀作品

まどか 1:リーダーに選ばれることが多いと説明するだけじゃなくて、友達の言葉も書かれているのがいいな。
2:リーダーシップがあるけど、みんなと協力もできるっていうのは、会社でもきっと役に立つ長所だね!

エントリーNO.3 「スティッチ」さんの作品

優秀作品

さとる 1:いろいろな工夫に挑戦(ちょうせん)しながら、よりおいしいパンを目指してがんばっていることがわかったよ。
2:パンを改良していることと、社会をよりよくできるということを上手に結びつけているね。

今月のてんさく問題、攻略(こうりゃく)ポイント

ここがポイント!

1.根拠をはっきりさせて書く!
まず、自分のどんなところをアピールしたいのかを考えましょう。そのとき、根拠をもりこむことが大切です。採用面接なのですから、社長に「なるほど! 確かによさそうだ」と思ってもらえなければ意味がありません。具体的な体験やほかの人からの評価などが根拠になりますよ。
2.言いたいことを簡潔(かんけつ)にまとめる!
面接を受けるとき、あれもこれもとだらだら話していたのでは、聞き手である社長に自分のよいところが伝わりません。伝えたいことをしぼって、簡潔にわかりやすく伝えることを意識(いしき)しましょう。

差がつく一歩!

自分のよいところを仕事と結びつけてアピールしましょう。
「自分のよいところを生かして、どんな仕事がしたいのか」「自分のよいところをどんなふうに生かせるのか」を考えましょう。自分のよいところを仕事に結びつけることができれば、社長に「ぜひ採用したい!」と思ってもらえることまちがいなしです!

「みんなの作文」に紹介されるコツ

  • てんさく問題の「しょうかいしてもよい」のところに必ずチェックを入れよう。
  • 提出目標日よりも早めに提出すること!

保護者の方へ

今月のてんさく問題のねらい

今月のテーマは自分をアピールすることです。6年生ともなれば、自分を見つめなおす時期でもあります。自分の魅力は何なのか、自分はどのようなことができるのかなど、自分についてあれこれと考えることで、自己観察の力が身につきます。さらに、自分の魅力を人に伝えるということも大切です。自分の魅力を他人にわかってもらえる、自分の魅力が仕事につながることで、自信がつき、自己表現を豊かにするきっかけになるでしょう。

つまずきポイントと、アドバイス例

自分の魅力を紹介するときには、あれもこれもとアピールしたくなってしまい、話題が散らばってしまうことがあります。たくさん書きすぎると、一つ一つの魅力が相手に伝わらなくなってしまいます。たくさん書きすぎているようであれば、「いちばんアピールしたいところはどこ?」「一つか二つにしぼって、体験などを具体的に書くと、説得力が出るんじゃないかな?」などとアドバイスをするとよいでしょう。話題をしぼり、具体的な根拠を加えることで、説得力がぐっと増してきます。

Z会小学生コース 専科作文5年生・6年生