みんなの作文<6年生>1月号優秀作品と解説

6年生1月号のてんさく問題は、

課題
小学校生活をふり返って、「自分年表」を完成させましょう。その中で、特に思い出深いできごとを二つ選び、そのときの様子や気持ちなどを文章にしましょう。

でした。さあ、みなさんからはどんな作品が届いたでしょうか?

さっそくチェックしましょう!

優秀作品

エントリーNO.1 「Happiness」さんの作品

優秀作品

先生 1:「夢のようでうれしかった」気持ちをこめたすてきな小見出しですね。
2:当時の景色と気持ちがよく伝わる、小説のような表現(ひょうげん)ですね。

エントリーNO.2 「ハリー・ポッター」さんの作品

優秀作品

まどか 1:具体的な数字や様子が書かれているから、様子がよくイメージできるね!
2:とても印象的(いんしょうてき)な表現(ひょうげん)だね。いろんな涙があるけれど、ほっとしたようなうれしさがあったんだろうな。

エントリーNO.3 「おちょこ」さんの作品

優秀作品

さとる 1:友達とたっぷり遊んだ後の満足感を上手に表現(ひょうげん)できているね。
2:「何がうれしかったのか」ということをわかりやすく伝えられているから、友達との関係性(かんけいせい)を読み手が想像(そうぞう)できるね。

今月のてんさく問題、攻略(こうりゃく)ポイント

ここがポイント!

1.中心をはっきりさせて書く!
あるできごとについて書く場合、すべてを説明しようとすると、単調な文章になってしまいがちです。できごとのすべてを書くのではなく、伝えたいことをしぼって、中心をはっきりさせましょう。そのことについて深くほり下げて書くことができるので、読み手の印象に残る文章になります。
2.印象的な見出しをつける!
読み手を引きつけるために、最も伝えたいことを短い言葉で魅力的(みりょくてき)に表現した見出しをつけましょう。最も印象に残っている場面について、そのときの自分の気持ちや情景、表情・言葉などを具体的に思い出してみるとよいですよ。

「みんなの作文」に紹介されるコツ

  • てんさく問題の「しょうかいしてもよい」のところに必ずチェックを入れよう。
  • 提出目標日よりも早めに提出すること!

保護者の方へ

今月のてんさく問題のねらい

今回は小学校生活をふり返って、年表を完成させるという課題です。小学校生活6年間のことをじっくりふり返ることは、これまでの自分を見つめ直すことになります。さらに、たくさんある思い出の中から特に印象に残っているできごとを選び出して文章にしていきます。この取り組みをとおして、できごとを時系列に羅列するだけではなく、伝えたいことを意識して中心のはっきりした文章を書くことができるようになります。

つまずきポイントと、アドバイス例

今回のポイントは「中心をはっきりさせて書く」ということです。少ない字数の中でできごとを説明していきますので、つい事実の羅列になってしまいがちですが、伝えたいことをしぼり、それについて深くほり下げて書くことが大切です。お子さまの作文を読んで、事実の羅列になってしまっているようなら、「いちばん印象に残っている場面はどこ?」「このとき、どんな気持ちだった?」などと、お子さまが具体的に場面を思い出す手がかりになるような質問をしてみてください。この声掛けがきっかけとなり、説明だけではなく、気持ちや情景まで含んだ文章を書くことができるようになります。より読み手の印象に残る作文になるでしょう。

Z会小学生コース 専科作文5年生・6年生