みんなの作文<6年生>12月号優秀作品と解説

6年生12月号のてんさく問題は、

課題
学校卒業の記念に、友達やその家族といっしょに二泊(にはく)三日の旅行に行くことになりました。行き先や内容についての案を持ち寄り、最も魅力的(みりょくてき)なプラン(計画)を投票で選びます。あなたが考える旅行のプランを提案しましょう。

でした。さあ、みなさんからはどんな作品が届いたでしょうか?

さっそくチェックしましょう!

優秀作品

エントリーNO.1 「マーマレード」さんの作品

優秀作品

先生 1:旅行プランの魅力をうまくまとめたキャッチコピーですね。とてもリズミカルで、印象にも残りやすいですね。
2:具体的な数字や、地名を多く盛(も)りこんだ提案になっていて、客観的な魅力(みりょく)を伝えることができています。

エントリーNO.2 「S・R」さんの作品

優秀作品

まどか 1:「草津の知恵ってなんだろう?」と読み手をひきつけるキャッチコピーだね!
2:卒業の記念旅行というテーマをいかして、魅力的(みりょくてき)なプランを提案できたね。

エントリーNO.3 「レッドライオット」さんの作品

優秀作品

さとる 1:「歴史」と「自然」という屋久島の魅力(みりょく)がよく伝わる、すてきなキャッチコピーだね!
2:たとえを上手に使えているね。シーカヤックを体験してみたくなったよ!

今月のてんさく問題、攻略(こうりゃく)ポイント

ここがポイント!

1.読み手を引きつける表現を考える!
プレゼンテーションの資料などの見出しは、印象的な言葉である必要があります。商品の広告などを参考にして、読み手の印象に残る表現を考えましょう。体言止めや倒置法(とうちほう)、比喩(ひゆ)などの表現技法を使うと効果的ですよ。
2.アピールポイントを決める!
二泊三日の旅行で、どのような順序でどこに行くかを具体的に考えたら、その旅程(りょてい)の中で、イチオシの部分を決めましょう。旅行のいちばんのアピールポイントを決めることで、プレゼンテーションで強調すべき点がはっきりし、読み手に旅行の魅力(みりょく)が伝わりやすくなりますよ。

「みんなの作文」に紹介されるコツ

  • てんさく問題の「しょうかいしてもよい」のところに必ずチェックを入れよう。
  • 提出目標日よりも早めに提出すること!

保護者の方へ

今月のてんさく問題のねらい

今回の課題では、魅力的な案を提出し、それをアピールするというプレゼンテーションを行います。 ポイントは、まず、旅行のプラン自体が魅力的であることと、それを紹介する表現が魅力的であることです。具体的な旅行のプランを立てるだけでなく、その中で最もアピールすべきところはどこなのかを自分で考える力がつきます。今回の取り組みをとおして、大人になっても役に立つ「プレゼンテーション力」の基礎を学ぶことができます。

つまずきポイントと、アドバイス例

まずは具体的に旅程を考えることが求められます。一日目にどこで何をし、二日目にはここに行く……というように、一つ一つ計画を立てていきます。これをせずに文章を書いてしまうと、抽象的でわかりにくいプランになったり、やりたいことを盛り込みすぎたりする可能性があります。何をアピールしたいのかがぼやけてしまうと、読み手を引きつけるようなプレゼンテーションにはなりません。お子さまの文章を読んで、いちばんの魅力があまり伝わってこないようであれば、第2回・第3回の取り組みに戻るように声をかけてあげてください。また、アピールポイントは決まっていても、うまく見出しに表現できない場合もあります。そのときには、体言止めを用いたり、語順を変えたりするようアドバイスをしてみてください。見出しは短い言葉にするのがコツです。
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