6年生9月号のてんさく問題は、
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あなたはZ市の市長です。市民の暮(く)らしをよりよくするために、どのようなことを行いたいですか。あなたの考えを書きましょう。 |
でした。さあ、みなさんからはどんな作品が届いたでしょうか?
さっそくチェックしましょう!
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1:「顔の見える町」という言葉が印象的だな。
2:「二つのこと」や、「このように」、「これらのことから」という言葉を使って、わかりやすい構成になっているね。 |
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1:具体的にたくさんのし設を考えることができたね。
2:「Z市の市長として」「努力」という言葉から熱意を感じるよ。 |
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1.大きな目的から考える! |
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まず、「どのような町にしたいか」「市民にどのような暮らしをしてほしいか」ということを考えてみましょう。大きな目的を考えておくことで、そのために何をするべきかということを具体的に思いうかべやすくなります。 |
2.具体的な問題から考える! |
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自分が住んでいる町で不便だと感じる点や、ほかの人が「ここが不便だ」と言っている点を書き出してみましょう。ふだん感じている身近な問題に目を向けると、解決策を考えやすくなるだけでなく、政策に説得力が出ます。 |
小学校6年生のお子様は、これから中学生になり、どんどん社会と接する機会も増えてきます。そんな中で、学校だけにとどまらず、自分の住んでいる地域や町に目を向け、問題意識を持って考えていく力が求められるようになります。今回は、「Z市」という架空の町の市長になり、どのような町づくりを提案するかを考えるという課題です。架空の町ではあっても、まずは自分の町を見直し、そこから具体的な方策を考えていくことになります。この取り組みをとおして、広い視野を持って、相手の対場に立った提案をする姿勢を養えます。 |
特に大きな目的から考えた場合、「こういう町にしたい」という理想や展望を書くことに文字数を割いてしまい、具体策のない提案になってしまいがちです。自分が目指すような町にするために、具体的にどのような取り組みをしていくのかを盛り込まなければ、本当の意味での市民のための提案とは言えません。どのような町にしたいかをたくさんあげただけの作文になってしまっている場合には、もう一度『エブリスタディ作文』第3回に戻って、具体的に解決策を考えることをアドバイスしてみてください。 |
2:最後にあらためて、よい効果が多く得られることを述べ、上手にしめくくっています。