キャンパスレポーターに聞く、学び・大学生活の極意

大学生のはまる沼

中高生に比べ、時間やお金にゆとりのあることが多い大学生。そんな大学生は、どんなことに興味をもち、のめり込んでいるのでしょうか?今回はキャンパスレポーターの先輩たちが、今まさにはまっている「沼」について紹介します!

思い出を残せる私の趣味

一橋大・社会学部

▲一眼レフで撮影した、初日の出です。

私がやっている大学生ならではの趣味は、カメラです!昔から携帯やデジタルカメラで写真を撮ることは好きでしたが、大学生になってお金や時間に余裕ができ、一眼レフで本格的に写真を撮り始めました。旅行に行くときは必ずカメラを持参しますし、所属しているラクロス部の試合で写真を撮ったり、時間があるときは自宅の近くを散歩しながら撮影スポットを探したりしています。最近のお気に入りは、2021年の初日の出を、横浜の海まで見に行ったときに撮影した写真です!自分にとって納得のいく写真が撮れたときは嬉しいですし、何より思い出をたくさん残すことができて、私にとってカメラは欠かせない存在です!

(3年 はまちゃん)

一度は経験してほしい!時間をかけた旅行

京都大・文学部

▲アムステルダム駅付近で自転車を借り、通称「アナコンダ橋」まで走りました。街並み、家、人々の生活が日本とはまったく違いました。それが印象的で、オランダ旅行一番の思い出の場所です。

みなさん、海外旅行をしたことはありますか?「まだ行ったことがないから行ってみたい!」「数日しか滞在できなかったから、もっといろいろなところを見たかった!」という人は多いのではないでしょうか?休みの短い中学生や高校生、さらに社会人の方は、何日も一つの都市を観光するのは難しいですよね。けれども大学生は時間がたっぷりあります。私は以前、1週間オランダに滞在し、アムステルダムという都市を3日間じっくりかけて観光しました。3日もいるとただ観光スポットを巡るだけでなく、郊外もちょっと覗いてみることができました。「時間をかけた贅沢な旅行」ができるのは大学生だけ。みなさんが大学生になって、新型コロナウイルスの流行が落ち着いていたら、アルバイトでお金を貯めて「大学生ならではの」旅行を楽しんでください!

(4年 熱帯魚)

大学生も部活に熱中

東北大・工学部

▲初めて歌った思い出の楽譜です。

私は部活動として行っているアカペラにはまっています。アカペラを初めて聴いたときに、「本当に人の声だけで演奏しているの!?」と衝撃を受けたのが始めたキッカケです。また、アカペラは大学生から始める人がほとんどで、新しいことを始めたいと思っていた私にはピッタリでした。合唱と違って一つのパートに一人しかいないので、他のパートにつられてしまったり、声量が足りなかったりすることもしばしば。正直難しいですが、その分うまくハーモニーできた瞬間の達成感や心地よさはとてもクセになります!新型コロナウイルスが流行する前は、今住んでいる仙台に加え、東京、金沢、札幌など、全国各地で大規模なアカペライベントが開催されていて、旅行気分で遠征に行くこともあり、とても充実していました。

(4年 もろこし)

底知れぬ地図の魅力

東京大・農学部

▲学園祭で展示した「立体日本地図」

私は大学で地理系サークルに所属していて、そこで地図の魅力に取りつかれました。日常生活では目的地にたどり着くための手段として地図を使うという人がほとんどだと思いますが、あらためて時間をかけてじっくり眺めてみると、街の賑わいの様子や地形の成り立ち、都市の発展の歴史までも読み取ることができます。また、サークルではスチレンボードに貼った地図を等高線に沿って切り出したものを積み上げる「立体日本地図」を作成していて、その過程でも全国の地形を実際に自分で組み立てながら観察できるので、地図好きとしてはこの上なく楽しい作業です。年2回の学園祭で100枚を超える日本全国の立体地図を敷き詰めて展示する光景は圧巻です!

(3年 H.T.)

大学生だからできるダンスの楽しみ方

横浜国立大・都市科学部

▲学祭の公演前

私がはまっていることはダンスです。もともと中学生のときから習ってはいたのですが、大学生になってダンスサークルにも入り、「ハウス」というジャンルにはまってよく踊っています。高校生までは抵抗のあった深夜の時間帯に練習に行ったり、学祭やイベントで踊ったり、サークルの友達と一緒に練習したりと、大学生ならではのダンスの楽しみ方ができていると感じています。ダンスを通じてほかの大学の友だちもでき、レッスンやイベントに出ることでダンサーの方とも知り合えて教えてもらうようにもなりました。またダンスは、実際に日本代表や世界一になったこともあるようなレベルの高い人の踊りを生で見たり、直接教えてもらうこともできるのも魅力です。

(3年 あんみつ)

視野が広がるサークル活動

京都大・文学部

▲サークル終わりにみんなで大文字山に登ったときの夜景です。自分では挑戦しないことも、案外楽しいです!

私は、サークル活動に没頭していました。人脈を広げたいと思い、8つのサークルに所属していたので、引退前はほぼ毎日どこかの活動に参加をしていました。そのため、日々多くの人に出会い、さまざまな経験をし、視野が大きく広がりました。印象的だった人は、高校生クイズで海外に行った人や、お仕事を辞めて博士課程に所属される、他大学のかなり年上の人などでした。また経験としては、イベントで浴衣や高校の制服を着たり、ディズニーランドに行ったり、新幹線を一両貸し切る人数で旅行に行ったりしたことが心に残っています。サークル活動のおかげで、大学時代は濃密な時間を過ごすことができたと感じています。後輩のことを考えると、少しでも早くまた対面での活動ができるようになればいいなと思います。

(4年 Y.)

サバゲーを私と

京都大・経済学部

▲こんな格好で匍匐前進(ほふくぜんしん)しています。

大学になってサバイバルゲーム(サバゲ―)を始めました。専用のフィールドに毎回30人ほどが集まってワイワイやっています。迷彩服を着てガスガンや電動ガンでBB弾を発射し、撃ち合いをする戦争ごっこですね。個人で参加するのではなく、何らかの組織なりチームなりに所属して参加するのが一般的です。京大にはサバゲーのサークルがあるので、そこに所属すれば誰でもサバゲーを体験できます。気になる費用ですが、参加費は1回2000円からです。服や迷彩服はサークルから貸し出してもらえるので買わなくても大丈夫ですが、やはり自分だけの装備がほしいとお金を使う人も中にはいます。ガスガンは1万円を超えるためなかなかの出費。最近は女性にも人気があるので、ぜひやってみてくださいね。

(3年 おおきに)

走れ、ゆれ!

岐阜大・医学部

▲「東京マラソン2019」で完走!倍率12倍でしたが運よく当たって走ることができました。雨で寒かったのですがとて良い思い出です!

僕がはまったのはランニングです。1年の冬に友達にハーフマラソンに一緒に出ないかと誘われたのが始まりでした。本当は嫌だったのですが、せっかくだからということで走ってみました。当日は気温が低く、風も吹いていたのでとても寒く苦しかったのですが、走り終わった後に言葉に表せないほどの達成感を感じました。それにタイムが結構良かったこともあって、自分はもっと速く走れるのではないかと思い、今でも続けています。大学生になったら新たなスポーツを始めてみるのもよいと思います。大学生はある程度体ができあがっていて、比較的自由に時間を作ることができるので、中高生の時にはできないジャンルのスポーツを楽しむことができると思います。

(5年 ゆれ)

私のエネルギーチャージ

北海道大・理学部

▲ケーキバイキングでの至福のひとときです。

課題や部活動で疲れがたまったとき、何かをがんばったときには、甘いものを食べに行きます。もともと甘いものが好きだったのですが、止める人がいない一人暮らしを始めてからはおやつの時間がいっそう楽しみになってしまいました。お金に余裕のあるときは奮発してケーキバイキングに行くこともあります。北海道のスイーツはとてもおいしいしいので食べ過ぎには要注意ですが、たまに思い切り糖分を摂取することが自分へのご褒美になってきています。現在は気軽に外食に行くことが難しい状況なので、家でのお菓子作りも新しい趣味になりそうです。甘いものに限らず好きなものを食べることは最高のリフレッシュになるのではないでしょうか。

(4年 ライル)

京都のラーメン

京都大・法学部

▲京大に一番近いラーメン屋「あくた川」のラーメンです。もやし食べ放題なのも、うれしいです。

私が大学生になってはまったことはラーメン屋さん巡りです。京都大学の周辺にはラーメン屋さんがたくさん並んでいて、とくに自転車で30分ほど走ったところには、「一乗寺」という有名なラーメン屋さんが集まっている街があり、昼休みに友達とよく食べに行きます。もともとラーメンは好きでしたが、京大に入学してから、大学の周りにラーメン屋さんがあまりにも多いので一度食べに行ったところ、今まで食べたことがないほどおいしいラーメンに出合いました。しかも値段が500円以内で安いことにびっくり!これをきっかけに「京都のおいしいラーメンを制覇したい!」と思うようになり、ラーメン屋さん巡りをすることにしました。同じ豚骨ラーメンでも海鮮で出汁をとっていたり、チャーシューの分厚さが違ったり、たくさんおいしいラーメンを知ることができて楽しいです。

(3年 ねこ)

一人暮らしクッキング

京都大・総合人間学部

▲旅行先の民泊で友人とみんなで作った食事です。

大学に入学して一人暮らしを始めると、料理に凝る人が増えてきます。私の友人にも、一人暮らしを始めてから料理にかなり凝っている人がたくさんいます。SNSに毎日料理を投稿する人や、中には中華鍋を買った本格派までいます。アパートを選ぶ際に「2口コンロと魚焼きグリルがある部屋がよい!」と言っていた友人も。私自身は、時間のあるときに簡単な料理を楽しんでいます。一方、自炊はまったくしないという下宿生も。また、友達で集まってみんなで料理して一緒に食べるのも楽しいです。さまざまな食生活を楽しめるのも、大学生活のおもしろさです。

(3年 オオサンショウウオ)

新しいことに挑戦する

日本女子大・家政学部

▲初めて的に矢が当たった時の写真です。

私は以前から弓道に興味をもっており、大学に入学後、サークルに入って弓道を始めました。大学に入るまでまったく弓道をしたことがないという人もたくさんいました。周囲の人から教えてもらい、的にも当たるようになりました。昨年は時間があったので地元の弓道教室にも行きました。弓道は昔からある競技なので神社の儀式で厄払いとして用いられていたり、慣用句にも弓や矢に関するものが多くあったりします。今年は新型コロナウイルスの影響で中止になってしまいましたが、新成人は三十三間堂で弓を引くことができる機会もあります。練習に行く頻度はあまり多くなく、まだ上達したとは言えませんが、生涯続けられるスポーツだと言われているので、将来はもっと上達したいと思っています。

(3年 さくら)

本を読め!

京都大・医学部

▲ついつい買ってしまう本。まだ読んでいない「積ん読」も多いです…。

大学生は基本、お金はないですが時間はたくさんあります。とくに長期休暇は中高生と違い、宿題もないので、完全にフリーな期間が1、2カ月あります。暇を持て余した私が趣味として選んだのは、読書です。読書を趣味にする最大の利点はそのコスパ。古本なら100円程度で買えますし、一冊で何時間、何日間も楽しめます。また、図書館に行けば膨大な数の本が無料でレンタルできますし、こんなに優遇されている娯楽はほかにありません。中高生のころは毎日が忙しく本を読む機会も皆無に近かったのですが、今では年50冊ほど読むまでにはまってしまいました。高校の同級生にも読書にはまる人が多く、その友人たちと本に関する話題で盛り上がるのも楽しみの一つです。

(3年 すなば)