試験制度を理解して、進路を“選べる受験生”になろう

「推薦」で神戸・兵庫・長田高校を目指すには?

高校受験と聞くと、一般入試をイメージしがちですが、高校・学科によっては推薦入試が実施されていますね。
合格チームのみんなが目指す神戸・兵庫・長田高校については、推薦入試でしか受験できない学科・類型もあります。
すでに知っている、という人もいると思いますが、整理してみましょう。

推薦入試でしか入れない学科・類型がある

神戸高校(総合理学科)、兵庫高校(創造科学科)
、長田高校(普通科の人文・数理探究類型)は、推薦入試(長田高校は特色選抜と言う)のみの実施となっていて、一般入試では受験することができません。そのため、これらの学科・類型を志望する場合には、推薦入試を受験する必要があります。
「未来創造コース」は平成28年4月より「創造科学科」になります
 
受験の時期は一般入試よりひと月早い
一般入試の試験日は3月中旬であるのに対し、推薦入試の試験日は2月中旬となっています。ですので、2月に神戸高校の総合理学科を推薦入試で受験し、残念ながら不合格となった場合には、3月に普通科を一般入試で受験するといったことも可能です。
 
倍率は一般入試よりも高い  ※右上の表参照。
例年、推薦入試は一般入試よりも倍率が高い結果となっています。およそ2人に1人は不合格となりますので、もし受験する場合には、不合格になることも想定して、一般入試に備える覚悟もしておきましょう。

情報の少ない、特徴的な試験
過去問が入手しやすく、受験対策が充実している一般入試に対して、推薦入試の過去問はあまり一般に公開されていません。オープンハイスクール(学校説明会)に足を運んで、積極的に情報を集める努力が必要になります。
Z会では、OB・OG会員の体験記などの情報を随時お伝えしていきますので、確認してくださいね。

・神戸高校総合理学科  適性検査(英語;50分・数学;60分・国語;50分)・面接調査書 とあわせて総合的に判定
・兵庫高校創造科学科  ※平成28年度新設
・長田高校普通科(人文・数理探究類型) 面接・小論文(作文;75分)・実技検査(英語;25分)

※いずれも、平成27年度入試

推薦入試を受験するかどうか、早めに検討しておこう
神戸高校(総合理学科)、兵庫高校(創造科学科)、長田高校(普通科の人文・数理探究類型)に興味がある人は、すぐにでもこれを視野に入れた受験対策を検討しましょう。受験するには中学校長による推薦書なども必要になるため、学校の先生にも早い段階で相談しておきましょう。

Z会では、2〜3月に、Z会神戸三宮教室、Z会西宮北口教室で、入試情報や難関高の受験対策の無料セミナーを開催しますので、ぜひ、参加してください。 
※セミナー情報の詳細は、後日お知らせします。

さて、推薦入試についてまとめてみましたが、一般と推薦、どちらを受験するか、あるいは両方挑戦するか、イメージがわきましたか?
どうしても志望校に合格したくて、2度受験できるから…と、推薦入試も検討する人もいますが、「受かりやすさ」よりも、「本当に行きたい」学科・類型を考えて、両方受けるかどうかを検討しましょう。なぜなら、推薦入試は試験内容が特殊なので対策を立てにくく、何より、その学科・類型に興味がないと入学後に楽しく学べない、ということにもなりかねないからです。入試制度や対策を知って、みんなが進路を選べるよう、これからも私たちZナビゲーターがサポートしていきます!

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