入試傾向を知って,神戸・兵庫・長田高に1歩近づこう!

こんにちは。Zナビゲーターの卜部です。
前回・前々回に続き,この春に行われた兵庫県公立高校入試を確認していきましょう!
このテーマでの最終回として,今回は英語編をお届けします。

英語の受験対策で気をつけたいこと
英語といえば,兵庫県のおとなり大阪府の府立高校選抜試験では,
平成29年度から英語の入試が大きく変更されることが発表されています。
その柱となるのが「読む・聞く・書く・話す」の4技能をバランスよく,という思想です。
すでに全国の中学校の授業でも取り組まれていますが,大阪府では,
4技能の学習成果を測りやすいものに高校入試をシフトさせていこうとしているのですね。
▼具体的な情報はこちらでご確認いただけます。
http://www.pref.osaka.lg.jp/kotogakko/gakuji-g3/eng_sam.html

問題文はすべて英文…。大阪府の受験生にとってハードルは高くなりますが,
この試験に挑戦するための努力は,のちの大学入試や社会生活にも大いに役立つことでしょう。

兵庫県では現時点で入試改革の実施は発表されていませんが,
他の都道府県でこうした動きがあることは知っておいて損はありません。
入試にもトレンドがありますので,大々的な入試改革としては発表がなくとも,
設問レベルでの傾向変化として4技能の学習成果を測るために,
「聞く」・「書く」問題の出題傾向が高まる 可能性は十分にあります

前置きが長くなりました。

では,具体的に教科別の傾向を見ていきます!

英語 
【I】リスニング
兵庫県入試のリスニングは基本レベルの出題ではあるが,
配点が100点満点のうち24点を占めるため対策は必須。
普段から英文を音読し,英語に慣れておくことが大切である。
今年度の出題内容は,以下の通り。
1:英語での案内を聞き取って答える書き取り問題
2:対話文を聞き取って英問英答
3:週間天気予報を説明する英文を聞き,図から正しいものを答える問題

▶Point◀
問題演習がリスニング対策に!?

Z会の英語では,長文問題や「英文法トレーニング」の解答を
英語で聞くことができる
ようになっていますので,復習の際に利用しましょう。
問題演習とリスニングを同時に対策できて一石二鳥ですね!


【II】長文読解(穴埋め) 【IV】長文読解(エッセイ) 【V】長文読解(対話文)

内容自体はわかりやすいが,設問の文を含め,
大量の英文を読みこなすために速読力が必要である。
また,受験生が苦手とする,不定詞の構文後置修飾(関係代名詞など)が多いので,
正確な文法力を鍛えておくことが重要である。

▶Point◀ 問題演習とリスニングを同時に対策!
読解力アップには英文を読む経験を積むことが不可欠です。
Z会の英語では,1カ月の授業の中で「読解演習」に2回取り組んだあと,
「添削問題」に取り組むカリキュラムとなっているので,
豊富な長文をコツコツこなすことで着実に読解力が身についていきます


【III】対話文読解(空欄補充)
昨年度までは英文(Eメールなど)に対する英問英答が出題されていたが,
今年度は傾向が変わり,各対話文の途中に応答を挿入する空欄補充問題が出題された。

【VI】整序英作文(対話文)

昨年度まで日本語の資料を参考に取り組む問題が出題されていたが,
今年度は傾向が変わり,各対話文の文脈に応じた応答文を作成する問題が出題された。

▶Point◀ 英文を文構造や文法を意識して書く練習が大切!
出題は整序英作文や穴埋め英作文が中心ですが,正確に解答できる力を身につけるためには,
普段から英文を文構造や文法を意識して書く練習が必要です。
毎月の「添削問題」で対策ができるので,コツコツ提出し,赤字を読んでしっかり復習するようにしましょう!


さて,3回にわたって兵庫県の入試についてまとめてみましたが、イメージがわきましたか?

まずは入試の特徴を知り,自分自身の弱点への意識を高め,1つずつ克服していきましょうね。
自宅での勉強時間を存分にとれる夏休みだからこそ,苦手なこと,わからないことを恐れることなく,チャレンジしてほしいと思います。

みなさんが神戸・兵庫・長田高合格に1歩近づけるよう、これからも私たちZナビゲーターがサポートしていきます!

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