6年生1月号のてんさく問題は、
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小学校生活をふり返って、「自分年表」を完成させましょう。その中で、特に思い出深いできごとを二つ選び、そのときの様子や気持ちなどを文章にしましょう。 |
でした。さあ、みなさんからはどんな作品が届いたでしょうか?
さっそくチェックしましょう!
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1:「手が凍りそうに」なったり、「手が汗をかくまであつく」なったりしたんだね。熱さや冷たさがよく伝わってくるよ。
2:「一つ目は」「二つ目は」と列挙する表現があるから、とても読みやすいよ。 |
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1: 「今でもとても気になっている」という表現から、先生が書いてくれたしりとりが、「地球V」さんにとって、印象深いものだったことが伝わってくるね。
2: 内容を簡潔(かんけつ)に表す小見出しを書くことができているね。どんなできごとがあったのか、とてもわかりやすいよ。 |
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1.中心をはっきりさせて書く! |
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あるできごとについて書く場合、すべてを説明しようとすると、単調な文章になってしまいがちです。できごとのすべてを書くのではなく、伝えたいことをしぼって、中心をはっきりさせましょう。そのことについて深くほり下げて書くことができるので、読み手の印象に残る文章になります。 |
2.印象的な見出しをつける! |
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読み手を引きつけるために、最も伝えたいことを短い言葉で魅力的(みりょくてき)に表現した見出しをつけましょう。最も印象に残っている場面について、そのときの自分の気持ちや情景、表情・言葉などを具体的に思い出してみるとよいですよ。 |
今回は小学校生活をふり返って、年表を完成させるという課題です。小学校生活6年間のことをじっくりふり返ることは、これまでの自分を見つめ直すことになります。さらに、たくさんある思い出の中から特に印象に残っているできごとを選び出して文章にしていきます。この取り組みをとおして、できごとを時系列に羅列するだけではなく、伝えたいことを意識して中心のはっきりした文章を書くことができるようになります。 |
今回のポイントは「中心をはっきりさせて書く」ということです。少ない字数の中でできごとを説明していきますので、つい事実の羅列になってしまいがちですが、伝えたいことをしぼり、それについて深くほり下げて書くことが大切です。お子さまの作文を読んで、事実の羅列になってしまっているようなら、「いちばん印象に残っている場面はどこ?」「このとき、どんな気持ちだった?」などと、お子さまが具体的に場面を思い出す手がかりになるような質問をしてみてください。この声掛けがきっかけとなり、説明だけではなく、気持ちや情景まで含んだ文章を書くことができるようになります。より読み手の印象に残る作文になるでしょう。 |
2:気持ちの変化をくわしく書くことができましたね。思い出深いできごとだったことが、よくわかります。