Z会の作文6年生の「てんさく問題」(通信教育の提出(ていしゅつ)課題)をしょうかいします。よりよく書くためのこつも大公開しますので、役立ててくださいね。
4月の「てんさく問題」の課題はこちら!
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あなたの学校をしょうかいしよう てんさく先生にあなたの学校をしょうかいしましょう。 |
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学校のしょうかいかあ。何を書けばいいんだろう。思いうかばないよ。 |
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あらあら、困(こま)りましたね。では、質問(しつもん)をしてみましょう。さとるさんの学校には、どんな行事がありますか? 校舎(こうしゃ)は古い? 新しい? 先生はどんな人ですか? |
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あ。そういうふうに聞かれると、なんだか書くことがいっぱいあるような気がしてきました! |
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わたしも! よーし、何について書こうかな……。 |
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書くことがたくさんあるのはいいことだけど、中心をはっきりさせて書くのも忘(わす)れずにね。 |
1.中心に書くことをはっきりさせる! |
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学校について、あれもこれもしょうかいしようと思うと、結局中身のうすい、つまらない作文になってしまいます。思い切って書く内容(ないよう)をしぼり、その内容についてくわしく書いてみましょう。 |
2.数値(すうち)を用いるなど、具体的に説明する! |
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あなたの学校のことをまったく知らない人にしょうかいするのですから、読んだ人に学校の様子や状態(じょうたい)が目にうかぶように、具体的に説明しなくてはなりません。その際、数値を使うと、より具体的に、正確(せいかく)に学校の様子を伝えることができますよ。 |
数値を効果的(こうかてき)に使いましょう。 数値は、やたらに使いすぎるとかえっておもしろみのない作文になってしまいます。自分が最も伝えたい事柄(ことがら)について、必要がある場合のみ、数値を使ってみましょう。「高さが10メートルもある遊具」「1学年で200人もいる」のように、強調したいことについて数値を使うと効果的ですね。 |
今月のテーマは学校紹介です。いろいろな材料がある中で、中心をはっきりさせて書くことと、具体的に、正確に伝えることが今回の目標です。「グラウンドは1周200メートル」「家から学校まで歩いて15分」など、数値を使うことで、読み手によりわかりやすい表現となることも学習します。 |
自分が通っている学校について書く場合、陥りやすい落とし穴は、その学校に独特の行事や呼び方、言い回しについての説明をおこたってしまうということです。たとえば、文化祭を「星の子祭り」などと独特の名前で呼んでいたり、運動会の玉入れや綱引きが別の名前で呼ばれていたり、ということがあります。学校について知らない人が読んだらわからないであろう表現をお子さまの作文に見つけた場合は、「お母さんにはわかるけど、てんさく先生には説明しないとわかりにくいんじゃないかな?」などと声をかけてみるとよいでしょう。 |