夏休みは英語の力を高めるチャンス!〜「読む」編〜_2019.8
公開日 2019.7.26
夏休みの学習、計画通りに進んでいますか?8月からは、計画の見直しと気分の入れ替えを行って過ごしていきましょう。
「聞く」力、「話す」力に続いて今回は「読む」力について、英語担当よりお伝えします。
「聞く」力、「話す」力に続いて今回は「読む」力について、英語担当よりお伝えします。
◆「読む」ことは英語力の底上げにつながる
大学入試改革によって、これまでよりも「思考力・判断力・表現力」が問われるようになるという話は、皆さんもあちこちで見聞きしていると思います。では、それらの力の基礎になるものについて、考えたことはあるでしょうか?
「考え、判断する」ためには、まず世の中に溢れている情報を読み解くことが必要です。また、「表現する」こと自体は、書いたり、話したりすることが中心となって行われますが、「どう表現すれば相手に伝わるか」を会得するためには、多くのものを読む必要があります。優れた作家が読書家であることには、皆さん納得がいくのではないでしょうか。
つまり、「読む」ということは、人間の思考・判断・表現において非常に重要な役割を果たすのです。
「考え、判断する」ためには、まず世の中に溢れている情報を読み解くことが必要です。また、「表現する」こと自体は、書いたり、話したりすることが中心となって行われますが、「どう表現すれば相手に伝わるか」を会得するためには、多くのものを読む必要があります。優れた作家が読書家であることには、皆さん納得がいくのではないでしょうか。
つまり、「読む」ということは、人間の思考・判断・表現において非常に重要な役割を果たすのです。
◆「英語だけ」・「大学入試だけ」で求められているわけではない!
2020年からの大学入学共通テストの試行調査を見てみると、国語の出題で、複数の資料が提示され、必要な情報を各資料から抜き出して活用することが求められています。評価される能力の1つとしても「複数の情報を統合し、構造化して考えをまとめる力」が挙げられています。「複数の情報を統合する」には、その前提として「複数の情報を読み取る」必要がありますね。「読む」力は、英語だけではなく、様々な教科で求められていることがわかります。
このような複数の情報を扱う傾向は、大学入試だけでなく、高校入試にも色濃く出てきています。例えば、全国屈指の「文字量」である神奈川県の県立高校入試では、数学や理科を含め、どの教科でも大量の文字(1万字強:本稿の10倍ほど)を読む必要があり、理数科目の対策としても「読解力」が挙げられるほどです。また、難関校を中心に5教科の学力調査とは別に、「特色検査」というものが導入されており、その概要は「提示された文章や資料を読み取り、中学校までに習得した知識・技能を教科横断的に活用して、問題を解決する思考力・判断力・表現力や創造力等を把握する」となっています。ここでも、「提示された文章や資料を読み取る」ことが重要になります。
このような複数の情報を扱う傾向は、大学入試だけでなく、高校入試にも色濃く出てきています。例えば、全国屈指の「文字量」である神奈川県の県立高校入試では、数学や理科を含め、どの教科でも大量の文字(1万字強:本稿の10倍ほど)を読む必要があり、理数科目の対策としても「読解力」が挙げられるほどです。また、難関校を中心に5教科の学力調査とは別に、「特色検査」というものが導入されており、その概要は「提示された文章や資料を読み取り、中学校までに習得した知識・技能を教科横断的に活用して、問題を解決する思考力・判断力・表現力や創造力等を把握する」となっています。ここでも、「提示された文章や資料を読み取る」ことが重要になります。
◆文字から逃げないことが大切
読めるようになるためには、「文字から逃げないこと」が肝要です。国語や英語のような教科の試験では、基本的には与えられている課題文の中に答えがあります。読まなければ始まりませんし、逆に言えば、読むことに抵抗がなくなれば、得点できるチャンスも大幅に広がります。
日頃から、活字を読むことが好きであればその習慣を大切にしていただきたいですし、本は苦手、という場合には、自分の興味がある分野についてのニュースを日常的にチェックする、というところから始めるのがよいでしょう。英語で読むというのが高いハードルに感じる場合には、まず、日本語で読む機会を増やしましょう。言語の習得という観点で見ると、母語の能力以上に外国語の能力が伸びることは期待できません。平たく言うと、英語の力をつけたい場合には、国語の力を伸ばすことも、実は陰ながら大切なのです。
日頃から、活字を読むことが好きであればその習慣を大切にしていただきたいですし、本は苦手、という場合には、自分の興味がある分野についてのニュースを日常的にチェックする、というところから始めるのがよいでしょう。英語で読むというのが高いハードルに感じる場合には、まず、日本語で読む機会を増やしましょう。言語の習得という観点で見ると、母語の能力以上に外国語の能力が伸びることは期待できません。平たく言うと、英語の力をつけたい場合には、国語の力を伸ばすことも、実は陰ながら大切なのです。
●英語の「読む」力をつけるには●
英語の「読む」力がどれだけ大切かは上述の通りです。では、具体的に「読む」力をつけるためにはどうするべきかをお話しします。
「精読」と「多読」をバランスよく取り入れる
英語の「読む」力を向上させるためには、「多読」はもちろん大切ですが、併せて「精読」することも大切です。精読とは、文章の細かいところまで、丁寧に読むことを指します。学校の授業で、教科書の英文を扱うときに取り入れられることが多いですね。まずは、辞書などを使わずに自分の力で文章を読んでから、理解があいまいなところや、「何となく」で通り過ぎた単語や表現を調べます。精読が終わったら、その文章を声に出して読んでみましょう。意味を完全に理解できた文章を声に出すことで、「読む」力のみならず、「表現」につながる力が格段にアップします。いきなり長文を精読しようとすると続かない場合もありますので、まずは短い文章から練習してみるとよいでしょう。
精読する上でオススメなのが、Z会『速読英単語』。速読英単語 は、英単語を文脈の中で覚えることができる単語帳です。英文1つにつき200語前後と読みやすく、何より扱う文章のテーマも面白いものばかりなので、読んでいて苦にならないところが魅力です。また、英文・日本語訳・重要語句+関連語句の整理だけでなく、文構造を示した英文解説もついているので精読する上で役立ちます。
英文を正確に読む訓練は、Z会の通信教育でももちろん鍛えることができます。たとえば、Z会の高1高2生向け高校コース【本科】英語は、文法や構文の重要事項をテキスト+映像授業で学習した後に、読解問題・リスニング問題・和文英訳に取り組みます。特に読解問題は毎週1題出題され、和訳問題・内容真偽など様々な設問に取り組むことで、正確に読めたかを確認することができます。難関大に合格した先輩からは、長文を精読したり、添削指導を元に復習したりすることで、英語力が格段に上がったとの声を多く聞きます。ぜひ参考にして、この夏「読む」力を向上させていきましょう!
<まとめ>
● 英語の「読む」力を向上させるには「精読」も大事
●「精読」後は声に出して読むことが大切
⇒精読に最適な教材は、Z会『速読英単語』や、Z会の通信教育の【本科】英語。
「精読」と「多読」をバランスよく取り入れる
英語の「読む」力を向上させるためには、「多読」はもちろん大切ですが、併せて「精読」することも大切です。精読とは、文章の細かいところまで、丁寧に読むことを指します。学校の授業で、教科書の英文を扱うときに取り入れられることが多いですね。まずは、辞書などを使わずに自分の力で文章を読んでから、理解があいまいなところや、「何となく」で通り過ぎた単語や表現を調べます。精読が終わったら、その文章を声に出して読んでみましょう。意味を完全に理解できた文章を声に出すことで、「読む」力のみならず、「表現」につながる力が格段にアップします。いきなり長文を精読しようとすると続かない場合もありますので、まずは短い文章から練習してみるとよいでしょう。
精読する上でオススメなのが、Z会『速読英単語』。速読英単語 は、英単語を文脈の中で覚えることができる単語帳です。英文1つにつき200語前後と読みやすく、何より扱う文章のテーマも面白いものばかりなので、読んでいて苦にならないところが魅力です。また、英文・日本語訳・重要語句+関連語句の整理だけでなく、文構造を示した英文解説もついているので精読する上で役立ちます。
英文を正確に読む訓練は、Z会の通信教育でももちろん鍛えることができます。たとえば、Z会の高1高2生向け高校コース【本科】英語は、文法や構文の重要事項をテキスト+映像授業で学習した後に、読解問題・リスニング問題・和文英訳に取り組みます。特に読解問題は毎週1題出題され、和訳問題・内容真偽など様々な設問に取り組むことで、正確に読めたかを確認することができます。難関大に合格した先輩からは、長文を精読したり、添削指導を元に復習したりすることで、英語力が格段に上がったとの声を多く聞きます。ぜひ参考にして、この夏「読む」力を向上させていきましょう!
<まとめ>
● 英語の「読む」力を向上させるには「精読」も大事
●「精読」後は声に出して読むことが大切
⇒精読に最適な教材は、Z会『速読英単語』や、Z会の通信教育の【本科】英語。