公開日 2019.7.8

夏休みまでのカウントダウンがすでに始まっていますね。学習計画は立てられていますか?積み重ねが大切な英語力の養成に、夏休みはうってつけです。是非、学習計画に盛り込んでみてください。
今回は「話す」力について、Z会の英語担当よりお伝えします。

◆「話す」力を問う試験の導入開始

2019年春、中学3年生を対象に行われた全国学力・学習状況調査では、「読む」「書く」「聞く」「話す」の英語4技能を問う試験が、初めて課されました。CBT(Computer Based Testing)方式でスピーキングの試験が実施されたのです(詳しくは、Z会Asteriaスタッフによる「マナビシフトfor the future」の記事「〔英語〕全国学力・学習状況調査 中3英語を解いてみた〜「話すこと」編〜 」をご覧ください)。
また、高校入試においても、2019年度の中学1年生が受験を迎えるタイミングで、東京都がスピーキング試験を導入します。また福井県でも、導入の検討が進んでいます。

◆各種4技能試験活用の動きも

高校入試では、大阪府のように、4技能の力を測っていくことを明らかにしている自治体をはじめ、各種英語4技能試験のスコアや取得級によって、入試での得点の読み替えや内申点への加点といった優遇制度が導入されている学校が数多く存在します。
また、大学入試改革においても、2021年度の大学入学共通テスト導入とあわせて、民間英語4技能試験の成績を大学入試センターへ連携する動きとなっています。
4技能試験には、当然スピーキングの試験も含まれていますので、もはや「避けて通れない」のがスピーキングと言えるでしょう。

◆「話す」力を高めるために何をすればよいか

前回、「聞く」力について述べたときにも触れましたが、英語が話せるようになるためには、英語が聞けるようになる必要があります。いくら文字を読んだり書いたりしても、それが実際にどう発音されるのか、どう聞こえるのかということを実践しない限り、話せるようにはなりません。
ポイントとしては、
  • 意図的に英語を聞く環境を作り出す
  • 意図的に英語を話す環境を作り出す
  • たくさん聞いて、実際にどんどん声に出す
という3つが挙げられます。

◆「話す」環境を作り出す

学校によっては、ALTが常駐していて、職員室や英語科の教室を訪れると英語を聞いたり話したりする環境が得られる、というところもあるかもしれません。ただ、公立校を中心に多くの学校ではそこまでの環境は準備されていなかったり、夏休みのように自宅にいる時間が長くなると事情が変わってきたりしますよね。街中で、英語で話しかけられる機会というのも増えてはいるものの、偶然に頼っているわけにもいきません。
英語を聞いたり話したりする練習がたくさん積める場所、となると、やはりアプリや教室などの英語学習サービスが最適です。個人で学習を進める「自主練」にせよ、講師と対話を進めるような「実践の場」にせよ、皆さんが練習を積むために用意された場なのですから。
Z会でも、「話す」力を伸ばすサービスを用意しています。シーンに合わせて、是非ご活用ください。

●「話す」力を伸ばすには●

学んだ単語や表現は、「実際に口に出して使ってみることで、初めて自分のものになる」と言っても過言ではありません。Z会では、「話す」力を伸ばす教材・コースを取り揃えています。実践的な英語力への第一歩を踏み出してみませんか?

「話す」につながる「聞く」もあわせて学習したい方
アプリをダウンロードするだけで、思い立ったその日から学習ができる「Z会Asteria英語4技能講座」がおススメです。講座名の通り、「話す」だけでなく、その土台として不可欠な「聞く」、そして「読む」「書く」を含めた4技能の学習が、中学生でも高校生でもあなたに合ったレベルから、月額制で好きなだけ学習できます!

スピーキングの学習は、音声認識エンジンを使った自主練習(Training)と外国人講師との1対1の個別オンラインレッスンで進みます。
最近はさまざまなアプリで、音声認識エンジンが使われており、皆さんもアプリに向かって「●●を探して」のように話しかけることが増えてきているかと思います。Z会Asteria英語4技能講座のスピーキング学習では、それを英語で行うことで、自分の発した英語が、どのように聞こえているのかが文字になって画面に表れます。きちんと認識された部分と、そうでない部分が目に見えることで、発話の際に気を付けるべきところがわかります。何度でもチャレンジできる自主練習です。
自主練習で自信をつけたら、講師とのオンラインレッスンで実践をしましょう。Skypeなどの別アプリを立ち上げる必要なく、レッスン予約からレッスン、フィードバックシートの受け取りまで、すべてZ会Asteria英語4技能講座内で完結。1対1の個人レッスンなので、発話量も十分に確保。また、オンラインでレッスンを受けることで、英検等でも取り入れられているCBTのスピーキング試験対策にもなり、一石二鳥です。

普段の学習にスピーキングを加えたい方
「Z会の本科も受講しているし、スピーキングだけを足せないかな?」と思っている皆さんに朗報です。Z会員限定で、上記Z会Asteria英語4技能講座のスピーキング部分だけをご利用いただける講座を準備いたしました。まずは、こちらのスピーキング講座だけを加えてみて、後から他の3つの技能も受講する、という使い方も可能です。