1.受験後の勉強量

保護者の方も学生時代、学校のクラス内で「頭のいいキャラ」「スポーツが得意なキャラ」がいた記憶はないでしょうか。
この「キャラ」は入学後数ヶ月である程度できあがります。特に入試を経て入学をしたメンバーはほぼ同じ学力層がクラス内で混在します。
ですので、ここから数ヶ月の学習次第でクラス内の「キャラ」が決まります。
一度この「キャラ」が決まると、その「キャラ」から抜け出しにくくなります。
 
たとえば、最初の定期テストで学年50位を取った人が、期末試験で100位を取った場合には、「もっと頑張らなくては!」という気持ちになりますし、最初の定期テストで150位を取った人が100位を取った場合には、「お、今回は頑張ったな」という気持ちになります。
 
最初のテスト1つでモチベーションが大きく変わるので、実は中学入学に向けたスタートダッシュが大事になります。
週に何日も塾に通う必要はありませんが、まったく勉強をしないと、勉強のモチベーションをあげるのに一苦労します。

2.英語の学習

はじめて本格的に学ぶ英語。と思っている方も多いかもしれませんが、時代は大きく変わろうとしています。中学受験でも課される学校が出てきましたし、習い事として英会話に通っていたという方も増えていますし、英検2級程度を取得している方も珍しくなくなってきています。

もちろん、この数ヶ月で幼少期から英語を学んできた人に追いつくのは難しいですが、まずは英語のつづりになれることが大切です。
学校での英語学習も以前と比べれば読解やノートを取る時間の比率は下がり、音声重視にはなっていますが、従来の学習の比率もまだ高いままです。
そこで、一番差が付くのが「ノートを取るスピード」つまり、英語を書く練習をしておらず、単語を写すスピードが遅いことです。
単語を写すスピードが遅いと、写し終わる前に先生が次の説明に入り、理解をしないまま授業が進んでしまいます。もちろんノートを取ることが
目的ではないのですが、中学1年生の場合、ノートを取ることが目的になってしまい説明を聞くことまで頭が回らないという方が多くいらっしゃいます。
そのためにも中学入学前に英語を書く練習もあわせて行っておく必要があります。その際に、難しい文章を書ける必要はなく、簡単なものからはじめ、英語のつづりのルールを体感でも構わないので知っておくだけでも構いません。

3.数学の学習

「計算して答えを出す」ことがすべての算数から「考えを説明し、抽象的に表す」数学に変わります。具体的で想像しやすかった算数の問題に比べ、数学は中学、高校範囲と段階的に抽象的な内容になり、理解できなくなったという方が大勢いらっしゃいます。
中学入試では算数が得意だったのに、数学が苦手になった方の共通点として(1)算数のやり方から抜け出せない (2)抽象的な内容が理解できない (3)スピードについていけない という点があげられます。
中学入学の段階では、中学受験で鍛えた思考力もあり、その貯金で(1)、(2)に気づかないで学習を進めてしまい、高校範囲の学習でつまずいてしまう方もいるので要注意です。第三者に答案をチェックしてもらい早期に発見しておくとよいでしょう。

中高一貫校では数学の学習進度は様々です。医学部など難関理系学部に進学実績のある中高一貫校は中学範囲を2年で終え、より抽象度の高くなる高校範囲の演習時間を確保しています。6年間のカリキュラムを一貫してデザインできる中高一貫校ならではのメリットと言えます。積み上げ型の学び方をする数学では、わからないを放置するのは危険です。個人によって一回やっただけでは理解度が異なる科目ですので、個人に合わせたレベルの演習をしていきましょう。

4.勉強以外はどうする

いわゆる「受験戦争」を戦ってきた中学生にとって「成績がいいことが価値」「今の裕福な暮らしが当たり前」という偏った価値観を持った人が多い中で6年間を過ごすことになります。もちろん意識が高い人と接することも大事ですが、多様な価値観を持った人とやり取りをすることも大切です。
学校だけで生活の全てを完結させるのではなく、学校外の人と接する場があることが大切です。
習い事でも趣味でも構わないので、中高一貫校に通っていない友人や大人と接する機会があると視野が広がります。
また、高校受験がないので、少しゆとりをもって学習をすることができます。勉強以外の時間を使い、社会の課題に目を向けたり、自分が没頭をするものを見つける時間に充てることも大切です。中高一貫校ですと高1には文系理系の選択をすることになりますが、その時に自分が将来やりたいことがまったく想像もできず、得意科目・不得意科目だけで進路を決めてしまうという方も多くいらっしゃいます。
 
せっかくの中高6年一貫の教育を受けるのであれば、興味があることを見つける時間も設けたいものです。

5.保護者の関わり方

中学受験が終わるまでは手取り足取り勉強を教えていた、という保護者も多いのではないでしょうか。中学入学後は大きく2種類の関わり方に分かれます。
1つ目は放置タイプです。中学生を大人として接しますが、多くの子は自分で計画を立て、実行することができません。
2つ目は過保護タイプです。中学入学後も以前と同じく保護者の方が手取り足取り教えます。この場合は、保護者の方が教科の勉強が分からなくなるのが先か、反抗期を迎え、保護者の過干渉を嫌がるのが先か、どちらにしろ保護者が手を出せない時期が来るはずです。
そのためにも、最初はある程度計画を立てたり振返ったりする機会をお子様と一緒に設け、伴走者として寄り添うことが大切です。

6.スマホ・タブレットとの付き合い方

これも実は学習との付き合い方と同じです。いきなりスマホ・タブレットを子どもに渡して自由に使わせるタイプと機能制限をたくさんかけ、こういった端末の良さを殺しながら使わせるタイプです。
そのどちらにもならないために、保護者が干渉するのを嫌がる前の新中1のうちに与えながら一緒に使い方を学んでもらうとよいでしょう。
特にタブレットについては学習教材も多く出ているので、お子様に最初に与える端末としてオススメです。

7.具体的に何で学習すればいい?

Z会Asteriaはこういった不安点を解消できる教材です。

iPadさえあれば今からはじめることができるので、スタートダッシュを切ることができます。

英語4技能講座では、オンライン英会話はもちろん、ライティングの添削もあるため、書く練習を含めた4技能をバランスよく学ぶことができます。

数学新系統講座では、現実社会に即した問題も出題されますし、添削課題もついており答案の過程も第三者に見てもらうことができます。

総合探究講座では、世の中の様々な課題を全国の受講生とともにディスカッションすることができます。

タブレット(iPad)教材のため、こういった情報機器のリテラシーも伸ばすことができます。

 

もちろん、各々にあった学習法というのはそれぞれあるかもしれませんが、今回は新中学1年生が陥りやすい罠とそれの解決法を提示してみました。

Z会Asteriaは自立した大人になるための手助けをすることができる教材です。

英語4技能、数学的思考力、協働学習 常に一歩先を行く人のための学び場

 新大学入試で用いられる語学力の国際指標「CEFR(セファール)」基準で、4技能をバランスよく伸ばせる「英語4技能講座」、統計を含む分野別学習で学ぶ「数学新系統講座」。オンラインで他の受講生と主体的・対話的で深い学び(いわゆる、アクティブ・ラーニング)を実現した「総合探究講座」。知識に加え、社会で必要な力が問われる新入試に向けた一朝一夕では身につかない力を育めます。

iPad1台に深淵な学びの世界を凝縮したZ会Asteriaが、未来に向けて進む 新中学1年生 を導きます。
※受講にはiPadが必要です。

 資料請求はこちら

公開日:2018/02/08