なぜ中1の夏以降に差がつくの?

それは、扱われる語彙・文法が圧倒的に増加するからです。現行の学習指導要領では、中学の間に学ぶ語数は1,200語。そのうち、3分の1にあたる400語以上を中1の間に学ぶことになります。しかも、実際にはそれだけでは足りません。中学卒業程度とされている英検3級を受験するのに必要とされる語彙サイズは約2,000語とも言われます。また、いわゆる「3単現のs」をはじめ、中学生がつまずきやすい文法が増えてくるのもこの時期。英語が嫌いになる前に手立てを講じたいところです。

どのように勉強したらよい?

語彙の学習について言えば、読み書きに偏らない、音を用いた学習も積極的に取り入れていっていただきたいと思います。

保護者のみなさまにご自身の英語学習について振り返っていただくと、新出単語とその意味をノートに書いたり、繰り返し書いてスペルを覚えたりした、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

もちろん、そういった読み書きを中心とした学習は必要な部分もあります。しかし、今の中学生は、小学校のうちに英語の「音」に親しんで学習をしてきています。したがって、発音記号は読めなくても、聴こえてくる音から単語の意味を理解するのは得意です。問題集にしても単語帳や電子辞書にしても、今世に出ている教材には音声付きのものがたくさんありますので、ぜひ繰り返し聴き、声に出して語彙の理解を深めていってください。

さらに、たくさんの生きた英語に触れ、教科書だけでは足りない語彙を増やしていくことが大切です。

中学で学ぶ文法は、これから高校生になっても使う、英語の基礎になるものです。覚えておきたいのは今の中1生が英語教育改革の過渡期にいるということ。文法も、これから求められる英語力がどのようなものかを意識すると、より効果的に学べるでしょう。

高等学校新学習指導要領が全面実施されるのは2022年度、つまり2018年度に中1生のお子様が高2生になる年です。また、翌年には大学入試がひかえ、その頃には今のセンター試験に代わる大学入学共通テストを受けることになっているでしょう。各種英語4技能検定試験もさらに積極的に大学入試に活用されていると予想されます。新学習指導要領や大学入学共通テストで用いられる語学力の指標であるCEFRでは「英語を使って何ができるか」が問われているのがポイントです。

つまり文法は文法問題を解くためのものではなく、英語を使って何か情報を得たり、コミュニケーションを行ったりするためのツールなのです。事実、2018年2〜3月に行われた大学入学共通テストの施行調査(プレテスト)では、語句整序問題は出題されていません。文法を理屈で理解する、たくさんの例文に当たって慣れるなど、定着させるためのトレーニングに加え、実生活で起こる出来事に近いシチュエーションでさまざまな文法を用いて英語で表現することで、自分の伝えたいことをより的確に表現する力が高まります。

AsteriaのWritingでは、映像講義やターゲット文法を用いたトレーニングで文法の理解を深め、さらに実際に起こりうる場面でWritingの練習を行いますので、学んだ文法をどのように使うのかまで身につけることができますよ。

中1の今の時期、これまでの学習法を振り返り、英語力をさらに伸ばしていきましょう!

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公開日:2018/06/22