【共通テストの英語はどう変わる?】

従来のセンター試験は、択一式問題(マークシート形式)で、「読む」「聞く」の2技能のみが問われていました。
しかし、大学入学共通テストの英語では、以下の方向が決まっています。

●民間検定試験を活用:「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能を評価
●検定は各大学の判断で活用


さらに、大学入学共通テストは、次のように段階的に変化していく想定であることが、文部科学省から発表されています。

◎2020〜2023年度まで(移行期間)
大学入試センターが実施する試験と民間の4技能試験の併存


◎2024年度から
民間の4技能試験の採用


つまり、現役の場合、2017年度の中学3年生から小学6年生までが「移行期間」、今年の小学5年生以下は、民間の4技能試験を受ける対象になる、ということです。これを聞いて、今から3年〜6年先の未来なので「まだいいかな」とかまえている方、「早く4技能試験を受けて資格やスコアを取らなきゃ」と考えている方、あるいは、「高校生だから、入試の変化なんて自分には関係ない」とお考えの方。反応は人によってだいぶ異なるかと思います。

【では、今どんな学習をすべき?】

入試が変わる部分に注目が集まりがちですが、肝心なのはもちろん、そこまでに「どんな学習をするか」です。英語教育が大きく変わろうとするなかで、未来に向けてどのように英語学習を進めていけばよいのでしょうか。

ひとつ言えることは、これまで以上に英語の4技能を総合的に伸ばしていくことが重要になるということ。まず今すべきは「自分の実力に合った教材を使って、4技能それぞれのレベルを底上げすること」です。

この変化の中で英語を学習していくにあたっては、これまでのように「読む・聴く」といった受信技能の対策だけをしていれば大丈夫、というわけにはいきません。もちろん、文法知識を頭に入れることばかりに気をとられて、「実際の場面でどう使うのか」の訓練をおろそかにするのも、本質的な学びとはいえませんね。

中高生にとって、ただでさえ時間は貴重なもの。その貴重な時間を使って行う英語の学習が、その場限りのものであったり、将来の道を狭めるようなものでよいわけがありません。入試にも、その先の将来にもつながるしっかりとした土台づくりこそ、今すべき英語学習の王道なのです。

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公開日:2018/01/11