第3章 入試演習・過去問演習・志望大別演習の進め方
入試演習の概要
「入試演習」では、難関大学入試に必要とされる高度な思考力・記述力を鍛えるため、入試を見すえた実戦的な問題演習に取り組みます。
高1・高2では、英語・数学・国語のみが対象教科です。
志望大学に応じて複数の講座(レベル)から選択可能です。
英語・数学・国語について、中3から継続してご受講される方については、ご受講のコースや教科はそのまま引き継がれ、全員「最難関」の講座(レベル)を設定しています。
志望大学に応じて受講講座(レベル)を変更したい場合は、「Z会MyPage」からお手続きください。「Z会MyPage」についての詳細はこちらをご覧ください。
● 1教科あたりの学習量
高1では、4月・7月・8月・12月に1単元ずつ取り組みます。
高2では、毎月1単元ずつ取り組みます。
高3以上では、毎月2単元ずつ取り組みます。
● 学習方法
タブレットコースにおいても紙冊子での学習となります。
映像授業の視聴や添削済み答案の閲覧は、タブレット上で行います。
「レベルアップ演習」(後述)は、紙冊子ではなくアプリでの学習となります。
● カリキュラム
Z会オリジナルカリキュラム(固定)での学習となります。学習進度や学習順序の変更はできません。
入試演習の学習の流れ
各教科、1つの単元はおおむね
「導入」→「添削学習」→「レベルアップ演習」
の流れで学習が進みます。
❶ 「導入」
大学入試レベルの問題に対応できるよう、難度の高い問題へのアプローチ方法などを解説します。また、映像による解説講義もついているので、難しい部分も安心して学習を進めることができます。
❷ 「添削学習」
「導入」で得た知識や考え方を活かして、Z会オリジナルの添削問題にチャレンジします。
添削指導では、個々の答案内容に沿って、なぜ間違えたのか、どのように考えれば(書けば)よかったのか等、個別にフィードバックします。
❸ 「レベルアップ演習」
「添削学習」での出来に応じて、添削者が一人ひとりに“今取り組むべき問題”を指示します。添削問題の復習後、この問題に取り組むことで、効果的に実力を伸ばすことができます。
「レベルアップ演習」の正誤情報はAIに連携され、「AI速効トレーニング」での出題に反映されます。
1単元あたりの学習内容や学習時間は、学年・時期・講座などにより異なります。詳細は以下からご覧ください。
入試演習に実際に取り組んでみよう
教材到着
ご自宅に以下の教材(紙冊子)が届きます。
- 『Z Study 問題編』
- 『Z Study 解答解説編』
- 『Z Study 解答用紙編』
学年ごとの教材お届け時期は以下のとおりです。
高1:前月30日ごろ
高2:前月25日ごろ
高3以上:前月20日ごろ(※2月教材はお届け時期が早まります)
「導入」に取り組む 紙冊子
まずは『Z Study 問題編』の冊子で「導入」に取り組みましょう。紙面の二次元コードから、映像授業を視聴することができます。
高3以上の9月以降の教材には「導入」がありません。「添削学習」から取り組んでください。
二次元コードを読み取ると、「Z会MyPage」へ移動します。該当単元の折りたたみが開かれている状態から、見たい映像を選択してください。
「Z会MyPage」の初回利用時、または前回ログインから一定期間を過ぎた場合、ログインが必要となります。
「添削学習」に取り組む 紙冊子
「導入」の学習を終えたら、「添削学習」に進みます。
添削学習の取り組み方、答案提出方法などの詳細はこちらをご覧ください。
答案が返却されたら「添削問題」の復習をする 紙冊子アプリ
Z会で答案を受付後、約3日後に添削済み答案をタブレット上に配信します。Z会学習アプリの「お知らせ」に添削完了のご連絡をしますので、「提出済み答案一覧」から添削済み答案を確認しましょう。
紙での答案返却はありません。
内容を確認したい添削問題を選んでタップします。
添削指導入りの答案と、『Z Study 解答解説編』(紙冊子)の解答解説を照らし合わせて復習をしましょう。
「レベルアップ演習」に取り組む アプリ
添削問題の復習を終えたら、続けて「レベルアップ演習」に取り組みましょう。
まずは添削済み答案にて、添削者におすすめされた「レベルアップ演習」の問題(A・B・Cのいずれか)を確認し、画面右上の「次へ」をタップします。
高3以上では、答案によって「レベルアップ演習」がない場合もあります。
問題A・B・Cの中から、添削者におすすめされた問題を選んでください。
問題を解いたあと、「解答を見る」から解答・解説を確認しましょう。
選択式の問題の場合は、選択肢を選んでから「解答する」をタップすると解答・解説が表示されます。
正誤情報(正解・不正解など)を登録し、「次へ」をタップします。
選択式の問題では、解答した時点で自動的に正誤情報が登録されるため、この作業は不要です。
レベルアップ演習はこれで終了です。問題の正誤情報がアプリに登録され、「AI速効トレーニング」に取り組む際に、より自分に合った問題が出題されるようになります。
引き続き問題演習に取り組みたい場合は、「『AI速効トレーニング』へ」をタップして、「AI速効トレーニング」の画面へ移動しましょう。
「AI速効トレーニング」についての詳細はこちらをご覧ください。
過去問演習の概要(高3以上の東大・京大講座の英語・数学・国語のみ)
高3以上の「東大」「京大」講座(英語・数学・国語)では、入試演習に加えて、「Z会が厳選した過去問」に取り組みます(「東大」講座では東大、「京大」講座では京大の入試問題に取り組みます)。入試演習の添削学習と同様に、答案をZ会に提出することにより、添削指導を受けることができます。
過去問演習は、不正解部分のみにポイントを絞った添削指導となります。
●学習時期
3~8月
●取り組む問題数
1か月あたり大問1題分
●学習方法
毎月の入試演習の教材と一緒にお届けします。
答案の提出から返却までの流れは、入試演習の「添削学習」と同様です。詳しくはこちらをご覧ください。
志望大別演習の概要(高3以上の最難関講座のみ)
高3以上の「最難関」講座(1月・2月)では、添削問題に加えて、最難関講座の一部の対象大学の「Z会オリジナル予想問題」を提供します。
答案提出・添削指導はありません。
予想問題の対象となる大学は、北大、東北大、東工大、一橋大、名大、阪大、九大です。
教科によっては、提供がない大学もあります。
●教科ごと・月ごとの掲載大学
教科 | 1月 | 2月 |
英語 数学 |
東工大、一橋大、北大、東北大 | 名大、阪大、九大 |
国語 | 一橋大、北大、東北大 | 名大、阪大、九大 |
物理 化学 |
東工大、北大、東北大 | 名大、阪大、九大 |
生物 | ― | ― |
日本史 世界史 地理 |
一橋大 | ― |
生物は予想問題の提供がありません。
●教材の掲載方法
問題は、入試演習の『Z Study 問題編』に掲載されます。
解答解説は、タブレットやスマートフォンでの閲覧となります。問題冊子に掲載されている二次元コードから閲覧することができます。
解答用紙の提供はありません。
解答解説の紙教材での提供はありません。
本ガイドの記載は、2024年度(3月~2月)にご提供するサービスについてのものです。