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大学受験体験ルポ
-大学非公開情報-

上智大学   外国語学部 ドイツ語学   学校推薦型選抜

選考方法

推薦入学試験(公募制)


選考日次

2024/11/30


選考合格発表

2024/12/12


この選抜形式での受験を決めた時期

高3の6月


その理由

自分が関心のある分野に抱いている思いを私自身の言葉で直接お伝えしたかったから。
部活動や課外活動での経験を1番生かせると思ったから。


評定平均値

4.7


受験資格や課せられたこと

実用英語技能検定2級


出願時に提出するレポート・出願理由書


字数制限

2500字


テーマと記入した内容

自己推薦書(1000字程度)
・自分が将来何をしたいのか、なぜそれをしたいと思ったのかを自分の経験や得意分野と絡めながら具体的に記入した。
・将来自分がなりたい姿になるために上智大学で学びたいこと、経験したいことを深堀して特に具体的に記入した。
 私の場合は日独双方の映画製作に携わり、映画を通じた交流を促進したいという目標がありました。そこで、日独の合作映画が他国の合作映画に比べて極端に少ないことを論じ、自身の放送部での映像制作実績などと絡めながら一見なくてもよさそうな映画を通じた交流の促進の必要性を書きました。また、将来その目標を達成するためにドイツについての理解を留学や普段の学生生活を通じて高めたいという内容を、できる限り具体的に記入しました。

事前課題レポート(A42枚 2500字程度 ※参考文献は文字数に含まない) 課題内容:ドイツ語圏の政治、経済、文化、言語、文学、思想等の分野 から自分の関心のあるテーマを選び、そのテーマについての様々な意見を比較した上で、自分なりの考えを述べなさい。
・先行研究の論文、レポート等をしっかりと理解した上で、自分なりの新しい解釈を生み出す過程に重きを置いてレポートを作成していた。
・論文等を引用する際の文章量をできる限り減らし、なるべく自分の見解、意見に割ける文字数を増やすことに苦労した。
 私は映画製作という将来像に沿ったテーマを選び、1920年頃に発表されたとあるドイツ表現主義映画の中で賛否の分かれている結末の部分に関する比較研究を行いました。2つの意見を比較するところまではそれなりに順調に進んだのですが、2つの意見を踏まえた私なりの結末の解釈を見出すのにかなりの時間を費やしました。どうしても前に熟読した先人達の意見と同じような解釈をしてしまい、中々新しい意見をだすことができませんでした。自分なりの解釈を見つけてからは字数との戦いを長いことして、何度も書き直しを重ねました。複数の意見の比較というのももちろんとても大事ですが、一番重視されているのはやはりそれを踏まえた上での自分なりの意見(私の場合は映画の結末の解釈)だと思います。いかに比較部分をコンパクトにまとめ、自分の意見を説得力あるものにするかが重要だと思って課題と向き合っていました。


面接時に提出したレポート・理由書は参考にされるか

ほどほどにされた


作文・論文・小論文等について

課された


字数制限

1200字


試験時間

90分


内容

今回の小論文はそれまでのものとは少し違った形式で出題されました。
2022~24年度入試までは課題文について、400字の要約と800字の意見文といった形でしたが、今回は1200字すべて意見文を書くというものでした。
課題文は、『きずなと思いやりが日本をダメにする』という書籍から、相互協調性や独立性に関する部分が抜粋されていました。そこから、日本とドイツの例をだしながら自分なりの協調性や独立性に関する意見、それを発展させるためにできる行動などを記述せよというような内容だったと思います。
問題文も回収されてしまい記憶を掘り起こしながら書いていますので、間違っていたら申し訳ないです。


共通テストについて

課されなかった


その他試験について

課された


試験時間

20分


内容

20分間の面接がありました。
ただただ厳しいようなものではありませんでしたが、全体的な空気感などからしていわゆる圧迫面接と呼ばれるものだったと思います。
事前課題レポートについての深掘りはあまりされず、自己推薦書に記載した私の望む将来の姿やそれに関する日本とドイツの映画に対する価値観の違いについてなどのご質問をいただきました。また、大学でどう過ごしたいか、現在のドイツについて知っていることについてのご質問もいただきました。どの受験者も長すぎもせず短すぎもせず、ピッタリ20分で終わっていました。


面接・口頭試問について

面接調査票の有無


面接回数

1 回


面接時間

20分


面接人数

面接官: 2 人、受験者: 1 人


面接形式

一問一答形式


質問内容

・日独の合作映画である必要性はないのでは?例えばドイツを舞台した日本の映画などは交流のうちに入らないのか、それとも合作映画にしかない良さでもあるのか?
・日本とドイツの合作映画は本当に少ないのか?他国と比べても?
・事前にいただいた書類にも記載のあった表現主義とはどのようなものなのか自分の言葉で説明してください
・(前の質問の答えを踏まえて)日本人には表現主義よりも印象派、印象主義の方が刺さりやすいと聞くが、あなたは印象派よりも表現主義の方が刺さったのか?それはなぜ?
・本学に入学したら具体的にどんなことを学びたいか?
・現在のドイツについて知っていること、またそれについてのあなたの意見

自分が関心のある分野として書いたことについてかなり深いところまで聞かれました。
しどろもどろになっても頭がパンクしそうになってもとにかく必死で自分に答えられることを話していたように思います。


面接の前に小論文や作文も課される場合、それらに関する質問は?

ほとんど聞かれない


事前対策について

私は事前提出書類なども含めて、文章を書くという経験を多く積むことに特に注力していました。
書類系に関しては、先生等に何度も見ていただき、その度に意見をぶつけ合いながらよりよいものにしていきました。
小論文に関してはとにかく様々な形式の問題を解きました。400字程度のものから計1800字程度のものまで、選り好みせずジャンルも様々な問題とたくさん向き合うことで、文章力だけでなく問題と向き合う力も鍛えられた気がします。
面接に関しては圧迫面接という噂を聞いていたので普通の面接の練習もしながらたまに圧迫面接の練習もお願いしてやってもらっていました。


注意事項および後輩へのアドバイス

当日は起こることすべてがイレギュラーに感じるぐらい緊張していましたが、周りの受験生の方々をみてこんなに素敵そうな方々と一緒に学生生活を送れたら楽しいだろうなと想像して正気を保っていました。

小論文や面接はとにかくたくさんいろいろな種類のものを経験しまくることが大切だと思います。
特に小論文はたくさんの問題を解く経験をしていたおかげで急な問題形式の変更にも柔軟に対応できたと思います。突然今までとまったく違う感じの問題が出てくると始めはかなり焦りますが、1回深呼吸をしてメモ用紙などになにか文字を書くと自然と集中モードに入ったりします。
面接に関しては圧迫面接の練習をしていてもやはり本番の圧迫感は怖く感じます。来年度、また次の年度でどうなるかはわかりませんが、すべてにおいて完璧に答えようと必死になりすぎずに、自分に答えられる範囲で無理なく答えようという心構えで行くことが大切かなと思います。

上智大学の公募制推薦は時期も遅かったため推薦組の最後の方まで残る組になりがちで心が折れそうになることもありましたが、とにかくその時自分にできることをひたすらやり続けていました。どんな時も自分を信じて、頑張ってください!!