私立 豊島岡女子学園高等学校 2017年度入試用

私立 豊島岡女子学園高等学校の入試傾向と対策、先輩の合格体験記などを掲載しています。
志望校の決定の参考にしてください。

私立 豊島岡女子学園高等学校の入試傾向と対策

入試の傾向と対策について教科別に解説します。
国語は[一般]と[推薦]があります。

英語試験時間: 50 分 配点: 100

出題構成

大問No. 分野 内容 その他(形式) 配点
大問1
■分野
作文
■内容
整序
■その他(形式)
■配点
12
大問2
■分野
読解
■内容
説明(好奇心について)
■その他(形式)
100語~200語
■配点
9
大問3
■分野
■内容
文中の誤りの指摘
■その他(形式)
■配点
6
大問4
■分野
読解
■内容
読み物(あきらめなかったジャネット)
■その他(形式)
700語~800語
■配点
37
大問5
■分野
読解
■内容
説明(凧について)
■その他(形式)
700語~800語
■配点
36
【備考】
※大問3・・・文法・語法
 
2016年度までの入試問題の傾向
豊島岡女子高校の入試問題の大問数は5題で、形式は年度によって若干変更があるものの、長文読解2題を中心に、 整序英作文、文整序、語い問題、対話文などが出題されています。
作文は整序英作文の形式で出題されており、問われている文法は分詞の形容詞用法、比較級、受動態、第5文型、不定詞や前置詞・接続詞やイディオム、動詞の語法などさまざまです。16年度の文法・語法に関する問題は文中の誤りのある箇所を指摘するというものが出題されました。
読解問題のうち1題は文整序のみの出題で、与えられている短めの英文を読み、話の流れをつかんでいく必要があります。
長文読解問題の2題は長文中に当てはまる語句の選択や、英文との一致をみる問題など内容に関するものを中心に、並べかえなど文法や語いについて問う問題、前置詞を補充する問題なども含まれ、また15年度・16年度には発音問題も出題されるなど、典型的な総合読解問題と言えます。読解問題の出題形式は記号選択か短答式が中心となっており、記述式で答える問題はほとんどありません。
入試問題の対策
文法・語い・表現の問題はいずれも基本問題が中心です。教科書の内容を理解した上で、問題集を繰り返し解いておきましょう。
また、実際の入試で、これらの問題にかける時間をできるだけ少なくして、余裕をもって読解問題に取り組めるようにすることも大切なポイントです。入試によく出る問題を中心に、速く正確に解く練習をしておきましょう。
また、毎年出題形式が少しずつ変わっていますので、いろいろなタイプの問題にあたっておくことが必要です。読解問題の英文の分量は少なくありません。時間内に問題が解けるよう、多くの読解問題にあたって速読力をつけておきましょう。
問題全般にわたって、基本単語の意味や用法に関する問題が目立ちます。前置詞、基本動詞や形容詞の使い方にはとくに注意して学習しておきましょう。
入試問題の戦略
文法・語法の問題、作文問題にに対してはまず、基礎的な文法力をつけることです。『Z Study』には比較的優しい文法問題から、手ごたえのある問題まで幅広く掲載されていますから、しっかり活用してください。わからなかった問題、迷った問題は必ず説明の箇所に戻って学習しておきましょう。
読解問題に対しては『Z Study』に取り組むことから始めましょう。長文問題には英語音声もついているので、音読することも読解力をつける助けになり、同時に発音問題に備えることもできます。
そして、入試対策期には『入試特訓』で、力をつけていきましょう 『入試特訓』は入試レベルの問題が充実していますので、多くの問題を解いて実践力を身につけましょう。

数学試験時間: 50 分 配点: 100

出題構成

大問No. 形式 分野・内容 その他(形式) 配点
大問1
■形式
小問集合
■分野・内容
式の計算、平方根、2次方程式、資料の整理
■その他(形式)
■配点
20
大問2
■形式
小問集合
■分野・内容
確率、2次方程式、空間図形、数列、1次関数、平面図形
■その他(形式)
■配点
20
大問3
■形式
大問
■分野・内容
円、三平方の定理、平行と合同、相似
■その他(形式)
■配点
12
大問4
■形式
大問
■分野・内容
1次方程式
■その他(形式)
■配点
12
大問5
■形式
大問
■分野・内容
1次関数、2乗に比例する関数、三平方の定理、平面図形
■その他(形式)
■配点
18
大問6
■形式
大問
■分野・内容
空間図形、三平方の定理、相似
■その他(形式)
■配点
18
 
2016年度までの入試問題の傾向
2014年度~2016年度と、大問数が6題、設問数が18問で変わりありません。しかし、解くのに時間がかかる問題が多いので、時間内にすべての問題に取り組むのは難しいかもしれません。
小問集合は、式の計算、平方根の計算、式の値、因数分解、2次方程式の応用問題、平面図形(特別な三角形・相似な三角形)、1次方程式の文章題、確率、空間図形など、幅広い分野から出題されます。その他の大問でも、1次方程式の文章題、確率の問題、放物線と直線およびそれらが座標平面上につくる図形に関する問題、空間図形の問題など出題されていて、様々な分野の知識をまんべんなく問われる言えるでしょう。
全体的に見て、非常に難易度の高い問題というのはありませんが、高い計算力、問題を速く処理する力、柔軟な思考力を要求した複雑な問題が出題されているといえます。
入試問題の対策
全体的に教科書の章末問題より少し難しいレベルで、計算力と思考力を必要とする問題が出題されています。まずは、教科書などですべての範囲の基礎知識をしっかりと身につけておくことが大切です。その上で、やや難しいレベルの問題に取り組み、解法のパターンなどをひと通り身につけて、一般的な入試問題がすらすら解ける力を養っておきましょう。
関数では、平面図形・空間図形との融合問題、平面図形や空間図形では、相似や三平方の定理をつかう問題に注意が必要です。復習の際には、解答解説をよく読んで、適切な解法を身につけることを目標にしましょう。そのとき、多角的にとらえる力も同時に養うことが重要です。
また、今後は方程式の文章題に関する難問や、他分野との融合問題になっている確率の問題、1つの立体をいくつかの立体に分解してとらえる問題などが継続して出題されると予想されるので、類題を数多く練習しておきましょう。
入試問題の戦略
入試では、学校の勉強だけでは解くことが難しい問題、時間が圧倒的にかかりすぎてしまう問題が多く出題されます。そういった特別な問題に対応するためには、当然、特別な演習が必須です。
そこで役に立つのが、Z会の9月以降で登場する『難関対策演習』!!
複雑な線分比を一発で求める「メネラウスの定理」、面倒な確率を数え上げずに求める「順列・組合せ」の考え方などなど、入試への強力な武器となる、特別な知識・手法・定石を学習します。もちろん、武器だけで入試を攻略することはできません。何より重要なのは初見の問題への対応力。そして、対応力を身につけるのは経験です。『難関対策演習』では、効率よく経験を積むために、「新記号問題」、「移動する点」、「形が変わる立体」などなどZ会独自の視点で入試を分類し、それぞれの極意を紹介しながら、実戦の中で対応力を身につけていきます。
こんな、Z会の『難関対策演習』に挑んで、合格へ一歩近づこう!

国語[ 一般 ]試験時間: 50 分 配点: 100

出題構成

大問No. ジャンル 出典 その他(形式) 配点
大問1
■ジャンル
論説文
■出典
前田英樹『独学の精神』
■その他(形式)
■配点
45
大問2
■ジャンル
論説文
■出典
山崎憲『「働くこと」を問い直す』
■その他(形式)
■配点
55
 
2016年度までの入試問題の傾向
論説文2題の大問2題構成です。比較的平易な文章ですが、2016年度は、現代社会の風潮やあり方について疑問を投げかけるような題材が選ばれています。設問は、選択式問題と抜き出し問題が中心で、記述問題が各大問に1題出題されています。
2015年度は制限字数が45字、35字でしたが、2016年度は60字、110字と、記述量は増えてはいますが、全体の設問数が減っており、難易度は変わらないといえるでしょう。
選択式問題は5択で、読解問題の選択肢は長いものやまぎらわしいものが多いので慎重に吟味しましょう。抜き出し問題は、単に言い換えを探すだけでは対応できず、文章全体の要旨をとらえておくことが必要です。漢字は書き取りのみの出題で、それ以外の知識問題では、語意・四字熟語・慣用表現・品詞の識別などが問われ、年度によっては、歌や作品名から作者の名を選ぶような文学史に関するものも出題されています。
入試問題の対策
語句や文法、文学史の知識は、国語便覧等を利用して基本事項を幅広く身に着けておきましょう。
読解では、選択式問題でまぎらわしい選択肢が見られるため、論理的に考えていく力と処理能力の高さが要求されます。文中に手がかりとなる箇所を見つけ、自分なりの解答の方向性をつかんでから選択肢を吟味すれば、まぎらわしいものに迷わされなくて済みます。解答の根拠となる言葉や表現が必ずあるので、丁寧に探すようにしましょう。抜き出し問題も同様で、全体の方向性を土台として考えるようにしましょう。
記述問題については、文章の概要や筆者の主張などを、指定字数にしたがってまとめる訓練をしてください。問題集は、やや抽象度の高い論説文が多く載っている、解説の詳しいものを選ぶとよいでしょう。実際に過去問を解き、出題の特徴や時間配分をつかんでおくことも大切です。
入試問題の戦略
豊島岡女子学園高校(一般)は、長文の選択肢の中から答えを選ぶ問題が多いのが特徴的です。
長文の選択肢や、まぎらわしい選択肢の中から確実に正解を選べるようにするためには、選択肢に書かれた内容が問題文と合っているかをすばやく見極める力が必要です。
Z会の本科教材では、あらゆるタイプの設問を通じて、答えが問題文と合っているかどうかを判断する目を養います。
解説と添削の朱筆を丁寧に読んで復習することで、どんなところに目をつけて考えるべきかを身につけることができます。

国語[ 推薦 ]試験時間: 50 分 配点: 100

出題構成

大問No. ジャンル 出典 その他(形式) 配点
大問1
■ジャンル
論説文
■出典
藻谷浩介『里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く』
■その他(形式)
■配点
70
大問2
■ジャンル
知識問題
■出典
■その他(形式)
■配点
30
 
2016年度までの入試問題の傾向
2015年度は論説文2題の大問2題構成でしたが、2016年度は論説文1題と総合的知識問題の大問2題構成となりました。
読解問題では、傍線部の内容説明や理由説明、内容合致などが問われています。2015年度は、30字の記述問題が1題のみで、選択式問題・抜き出し問題が中心だったのが、2016年度は100・60・70字の記述問題が出題され、出題傾向に大きな変化がありました。ただし、読解問題が大問1題に減ったため、全体的な難易度には変化はないといえるでしょう。
選択式問題は5択で、選択肢には長いものやまぎらわしいものがあります。漢字の書き取りが大問内に5問あり、それ以外に知識問題の大問で、文法・俳句の季語・文学史などについて幅広く深く問う出題になっています。『枕草子』について、冒頭で作者が四季それぞれの良さを何に感じていたかという設問が、引用文なしで問われたりしています。
入試問題の対策
出題傾向が変わったので、知識問題→読解問題となるように、解く順番を工夫するのもよい方法です。
記述問題は、丁寧に文脈を追って、特徴的な表現の意味、筆者の考えとその理由などを70~100字を目安にまとめる練習をしましょう。解答の要素が過不足なく書けているか確認します。
選択式問題もあらかじめ文脈をおさえておき、選択肢が長めの場合は、選択肢を前半と後半に分けて本文と対照させ、内容や方向性が合っているかどうか慎重に吟味しましょう。
知識問題は幅広い分野の学習が必要です。主要な古典の内容や、近現代の作家の功績なども知っておきたいですね。文法や四字熟語・故事成語、短歌・俳句の知識なども、問題集を一冊仕上げておくようにしてください。
また、豊富な語彙力が求められていますので、漢字学習を語彙の獲得の一環として取り組みましょう。難しめの漢字の問題集を使って、辞書を引きながら身に付けてください。
入試問題の戦略
豊島岡女子学園高校(推薦)は、記述問題の出題割合が高いのが特徴的です。
記述問題で確実に点をとるには、日ごろから書く訓練をして、第三者に見てもらうことが欠かせません。
Z会の本科教材では、毎月の「記述トレーニング」という練習問題で、記述力を徹底的に鍛えます。
さらに添削問題で、一人ひとりの解答にあわせた、こまやかな指導を行いますので、自分の注意すべき点がよくわかります。

高校合格体験記

Z会中学コースの卒業生たちが、志望高校に合格するまでの体験記を掲載しています。
部活や行事と勉強の両立の方法や、効果的なZ会教材の使い方、入試直前期の過ごし方など、さまざまな体験があります。
これから高校受験を行うみなさんの参考としてください。

豊島岡女子学園高等学校 に合格した先輩の体験記

高校生活レポート

全国にいるZ会の高校コースの先輩たちが、通っている高校を直筆で紹介します。
普段の授業の様子から、どんな部活があるのか、文化祭などの行事がどんな感じで行われているのか、などがわかります。
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