公立 都立墨田川高等学校 2017年度入試用

公立 都立墨田川高等学校の入試傾向と対策、先輩の合格体験記などを掲載しています。
志望校の決定の参考にしてください。

公立 都立墨田川高等学校の入試傾向と対策

入試の傾向と対策について教科別に解説します。
このページに記載されている科目以外については下記より「都共通問題のページをご覧ください。
グループ作成問題については「グループ作成問題のページ」をご覧ください。

英語試験時間: 50 分 配点: 100

出題構成

大問No. 分野 内容 その他(形式) 配点
大問1
■分野
リスニング
■内容
■その他(形式)
■配点
20
大問2
■分野
読解
■内容
会話 (奉仕活動 チャリティーマラソン) 
■その他(形式)
600語程度
■配点
24
大問3
■分野
読解
■内容
説明 (うるう年) 
■その他(形式)
750語程度
■配点
24
大問4
■分野
読解/作文
■内容
読み物 (姉と私) 
■その他(形式)
800語程度
■配点
32
 
2016年度までの入試問題の傾向
グループ作成問題です。(大問3は各校異なる問題。) 昨年同様、問題は全部で4題あり、都立共通のリスニング1題、読解問題3題となっています。
読解問題は、文章の量が多く、すばやく内容を読み取る力が問われています。 問題の種類は、下線部の内容を正しく説明した選択肢を選ぶ問題、本文の空所に入る英文を選ぶ問題、 本文中の抜けている文の位置を選ぶ問題に加え、語句並べ替え問題や本文と一致するものを選ぶ正誤問題など、内容把握問題が中心です。 読解問題のテーマは、大問2・4は身近なテーマが多いですが、大問3では理系の文章や最近話題になっていることに関する文章が出題されています。
英作文は読解問題中に含まれており、15年度は「失敗から学んだこと」と「それをもとに高校生活で新たに挑戦したいこと」について25語以上で、 16年度は姉宛てのEメールを25語以上40語以内で書く問題が出題されました。
入試問題の対策
リスニング問題は都立入試と共通なので、過去の入試問題を解いて傾向をつかんでおきましょう。 また、日常的によく使われる会話表現を、ラジオ講座などを利用して覚え、英語を聞く習慣をつけるようにしてください。
長文読解問題は語数が多いため、まとまった量の英文を読む練習をしておきましょう。 グループ作成問題を課す、ほかの高校の入試問題の読解問題を解いてみるのもよいでしょう。 また、速く読むためには語彙力を身につけることが不可欠です。教科書に出てきた単語をおさえるのはもちろんのこと、読解文に出てくる単語も覚えていきましょう。
英作文は、まずとにかくどんどん書く練習をしましょう。書いた英文は通信教育を活用するなど、誰かに添削してもらうようにするとより力が伸びるでしょう。

数学試験時間: 50 分 配点: 100

出題構成

大問No. 形式 分野・内容 その他(形式) 配点
大問1
■形式
小問集合
■分野・内容
平方根、2次方程式、連立方程式、式の計算、標本調査、空間図形、三角形と四角形
■その他(形式)
作図あり
■配点
40
大問2
■形式
大問
■分野・内容
2乗に比例する関数
■その他(形式)
記述問題あり
■配点
20
大問3
■形式
大問
■分野・内容
三角形と四角形
■その他(形式)
証明あり
■配点
20
大問4
■形式
大問
■分野・内容
空間図形、三平方の定理
■その他(形式)
記述問題あり
■配点
20
 
2016年度までの入試問題の傾向
16年度は大問4問、小問16問の出題形式になっていて、ここ数年と同様、大問1に作図問題、 大問2と大問4に途中の式や計算を書かせる問題が1問ずつ、大問3に証明問題がふくまれています。
全体的に教科書の章末問題レベルより難しい設問が多く見られます。 また、答えを導くのにやや手間がかかる設問も多いので、問題を処理する速さにより得点に差が出やすい構成といえるでしょう。
16年度は、大問1の小問集合で、作図の他に、文字と式、2次方程式、連立方程式、式の計算、標本調査、空間図形が出題されました。 いずれも各分野の基礎的な事項の理解がきちんとできているかどうかを問う問題になっています。
大問2は2乗に比例する関数のグラフと座標平面上の図形の面積をからめた総合問題で、等積変形うまく活用しないと解きにくい問題になっています。 大問3は円を題材にした問題で、三角形の相似の証明問題が1問ふくまれています。 大問4は立方体を題材にした空間図形の問題となっています。
入試問題の対策
全体的に標準レベル以上の出題なので、教科書などを利用して全分野の基礎知識を確実に理解した上で、 それらを利用する柔軟な応用力や記述式に対応できる表現力を身につけておくことが大切です。 また、一見基本的な内容であっても、解法に工夫が必要な問題が多いので、標準的なレベルの過去問題集などで、 さまざまな解法のパターンを経験しておくことも必要です。
とくに、図形分野では、数多くの問題を解いて、複雑な図の中にポイントとなる定理が使える部分を見つけて処理する速さやセンスを養っておくとよいでしょう。 そのために、普段の学習から平面・空間図形のいろいろな性質・定理がすぐに浮かぶような繰り返しの演習を続けるように心がけましょう。
記述形式の問題が多いので、時間配分対策が必須です。 平面図形の証明問題、作図問題は必ず出ると思った方がよいでしょう。 過去の問題集を取り組むときは、必ず、時間配分を意識するようにしましょう。

国語試験時間: 50 分 配点: 100

出題構成

大問No. ジャンル 出典 その他(形式) 配点
大問1
■ジャンル
知識問題
■出典
■その他(形式)
■配点
16
大問2
■ジャンル
小説
■出典
堀辰雄「巣立ち」
■その他(形式)
■配点
29
大問3
■ジャンル
論説文
■出典
宇野重規「(私)時代のデモクラシー」
■その他(形式)
■配点
30
大問4
■ジャンル
融合文(現代文+古文)
■出典
馬場あき子「古典への飛翔」
■その他(形式)
■配点
25
 
2016年度までの入試問題の傾向
漢字の読み書き・小説・論説文・融合文の大問4題構成です。
漢字は、日常生活ではなじみのない語句も出題される場合がありますから、日頃から語彙力を養っておく必要があります。 小説は、心情が捉えやすく読みやすい文章が、論説文は、やや観念的記述の多い文章が選ばれています。
2016年度の融合文は、現代文+古文という形でしたが、古文には現代語訳が付記されていて、解釈も文中に示されていますから、 文章の大意を捉えるのに困るということはないでしょう。
出題の形式は選択式問題が中心で、そのほかに抜き出し問題や、空欄補充の記述問題も見られます。 設問は、文法などの知識問題のほか、心情・行動の理由説明、傍線部の内容説明、表現の特色などが問われ、基本的な読解力が試されています。 また、200字以内の作文が出題されているため、時間配分にも注意が必要です。
入試問題の対策
漢字は、頻度順の問題集を一冊仕上げましょう。 余裕のある人は入試問題を集めた難易度の高い問題集も使って力をつけましょう。
文法は、教科書や国語便覧などを利用して、基本的なものは整理しておきましょう。 小説は、「あらすじ」や「登場人物の性格や心情」をしっかりおさえながら読んでいきます。 論説文や融合文は、段落ごとの要点や全体の要旨について把握しましょう。
問題を解くときは、選択式問題では設問の意図をおさえ、それに対応する箇所を文中から探し、その内容をよりよく踏まえたものを選ぶようにします。 抜き出し問題では、解答となる言葉や表現が、傍線を含めた文や近くの文・段落にあることが多いので、そこから見つけて解答してください。 記述問題では、文中の言葉を利用してまとめる練習と、文章から類推し自分の言葉でまとめる練習をしてください。 古文や韻文(和歌・俳句)の基本事項についても確認しておくようにしましょう。

作文試験時間: 国語の試験時間内  配点: 10点(国語全体では100点)

出題構成

大問No. 課題パターン 字数 出典
大問1
■課題パターン
■字数
■出典
大問2
■課題パターン
■字数
■出典
大問3
■課題パターン
文章型
■字数
200字
■出典
宇野重規「(私)時代のデモクラシー」
 
2016年度までの入試問題の傾向
論説文の最後の小問で文章型の作文が出題されます。
2015年度は、外国語を翻訳するために「必要な力」を本文を踏まえて3点挙げ、 また、その力を身に付けるために「どのようなこと」が大切かを具体例を挙げて、自分の考えを、合わせて140~160字以内で書く、 という問題でした。
2016年度は「他者や社会から自分が大切にされていると思えるからこそ、 他者を尊重し社会を発展させていくのだと思えること」について、本文の内容を踏まえ、 体験や見聞を含めて自分の考えを200字以内で述べるという問題が出されました。 論説文の内容を正確に読み取る力と、説得力をもたせて自分の考えを書く力の両方が必要です。
作文は100点中10点と配点が高く、全く書かないと大きな失点となってしまいます。 時間内で制限字数の9割以上の字数でまとめられる力をつけましょう。
入試問題の対策
国語の試験内の作文問題なので、時間配分に注意が必要です。 過去問を参考に、作文にかけられる時間を確認し、時間内に200字以内で書けるように練習しましょう。
論説文から、要点や要旨に関連したテーマで国語の先生に問題を出してもらい、添削をお願いするなどして実践的な練習をするとよいでしょう。 論説文を読む時には、「話題・要点・要旨」に線を引いて筆者の考えや主張をおさえ、自分の身のまわりの具体的な例を思い浮かべて、 自分の場合ならどうであるのか、を考えながら読むようにします。
字数が少ないので作文の構成はシンプルにし、 基本的には「作者の考えの指摘(自分の立場を明示)→具体例(体験・見聞したこと)→まとめ」という形で書くとうまくいきます。 書き終えたら、誤字・脱字、文法的な間違いがないかについても確認するようにしましょう。

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