Z会Asteria事務局からのお知らせです。

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Asteria英語添削者の皆さまへ

いつも丁寧なご指導をありがとうございます。

前回お送りしたメールは、ご確認いただけましたでしょうか。
再度お送りさせていただきますので、ぜひパソコンでご確認いただけますと幸いです。

今年度実施してまいりました答案評価制度につきまして、優れた朱筆例をご紹介しながら、「指導方針のご理解」「指導の正確さ」「個別対応」「モチベーション」の項目に沿って、今後の添削指導に活かしていただきたい点についてまとめました。

ぜひご確認いただき、今後のご指導にお役立ていただけますと幸いです。
この件に関するお問い合わせは本メールのお返事にてご連絡くださいませ。

Z会Asteria英語担当
指導方針のご理解
文法関連だけでなく、「語彙」「課題の達成」「言語使用の適切さ」「論理構成」に対する指導が、添削基準に沿って、盛り込まれている。

文法の指摘に留まる指導ではなく、その状況に適した表現や、より相手に伝わりやすい論理構成になるようなご指導を多くしていただいていました。
添削例1
→ 書き言葉で用いられる適切な接続詞についてご指導くださっており、論理展開がスムーズな文章に近づけてくださっています。

→ 文法事項に関する指導だけでなく、「語彙」の観点から、より自然な表現をご提案くださっています。


添削例2
→ 該当する答案は「招待状を書く」というものでしたが、指導欄ではこの「課題の達成」や「言語使用の適切さ」という面で優れたご指導を入れてくださっています。


指導の正確さ
指導や採点・評価が正確か(基準に沿うべきところは沿っているか)、指導コメントの文面やレイアウトが会員にとって読みやすくなっているか。

多くの先生に正確なご指導をいただいていました。指導コメントの位置などのレイアウトについてフィードバックをさせていただいた答案に関しましては、今一度指導者マニュアルの5章についてご確認くださいませ。会員はさまざまな先生からご指導をいただいておりますので、齟齬がないよう、ご指導くださいますようお願い申し上げます。
添削例1
→ 読みやすく、正確なご指導をいただいています。なお、曜日や月に関する語句は、会員のスペルミスも多く見受けられました。ご指摘漏れ、また朱筆を入れる際のタイプミスなどがないよう、一層ご注意くださいますと幸いです。


個別対応
個々の答案の内容、問題のレベルに応じた指導コメントを指導者自身の判断で書き込んでいる。会員の履歴などから会員にとって重要な学習ポイントを読み取り、その内容を指導コメントに反映させている。また、申し送り事項を読んで、指導している。

「なぜ朱筆が入っているのか」という誤りの理由について、答案から会員のレベルを汲み取り、より会員伝わりやすい形で説明しているご指導を以下に挙げさせていただきました。一方答案によっては、会員の解答を活かした形で朱筆を入れていただきたいものもございました。「模範解答以外でどのように表現するのか」についての指導は添削で求められている部分ですので、ご留意のほどお願い申し上げます。
添削例1
→ 答案のレベルによっては、説明に用いる文法用語を減らし、なるべく実際の文の形で表現するのがわかりやすい場合もあります。問題のレベルに応じ、伝わりやすいご指導をいただいています。

添削例2
→ こちらはBレベルの答案で、プレゼンテーションを行うという課題でした。答案のレベルが上がれば、「間違いではないけれど、より自然な表現がある」という場合も増えてきます。会員の表現力を発展させ、一歩高めることができているコメントです。


モチベーション
「指導者より」欄や各設問の添削指導において、会員のモチベーションを高めるためのコメント(=会員の弱点の指摘や勉強法など)を記入できている。その内容も画一的ではなく、答案の内容や会員の状況に応じて工夫されている。 総括コメントが、わかりやすく、より復習しやすいようアレンジがなされている。

優れたご指導として挙げたものには、具体的な復習の指針を示していただいているということが共通していました。逆に、会員からの「難しかった」といった感想のみの答案では、特にふれずに指導コメントを書かれる先生もいらっしゃいました。迷うこともあるかと思いますが、会員の感想には直接的に応えるコメントを答案から読み取れる範囲でいただければと思います。
添削例1
→ 復習すべきポイントを具体的にあげてくださっているので、会員のモチベーションアップにつながります。

添削例2
→ こちらはBレベルの、グラフを描写する課題でした。指摘が具体的であるため、会員が復習しやすいコメントになっています。

添削例3
→ 特に基礎的なレベルの答案に多いものにはなりますが、単に課題の条件を満たすような文を並べたような印象の答案もあります。このように、読み手を意識させるような指導を入れていただけますと、会員の学習に対するモチベーションを高めることができます。


今年度は、先生のご指摘から会員への指導につながったケースもあり、先生方からのご指導から多くを学ばせていただきました。来年度もどうぞ引き続きよろしくお願いいたします。


                  

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