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<よろず学習掲示板(4〜6年生)>

6年生の質問

小学生コースを受講されている方の学習の質問やお悩みに、Z会スタッフがお答えします。

【2016年3月24日】


 

質問一覧

 

 

回答一覧

 

 


【学習のしかた】自主的に学習させるには

A.一般的に小学生のお子さまにとって、勉強は「しなくてはいけないもの」であり、必ずしもおもしろいもの、自発的に取り組めるものではありません。まずはやるべき課題をやり遂げていることをきちんとほめ、それにより次の課題へのやる気を引き出してあげるのがよいでしょう。その際、現在学習計画を立てずに『エブリスタディ』に取り組んでいるようでしたら、まずはお子さまに学習計画を立てていただくことをおすすめします。そのうえで毎日計画的に課題に取り組んでいることをほめれば、学習に対する達成感が生まれ、次の学習への意欲がわいてきます。

また、本や図鑑・テレビなどは、広い意味での学びにつながるもので、自主的な取り組みへのよいきっかけになります。保護者の方からも、お子さまが興味をもっているものを話題にして、いろいろな分野の身近な知識を提供してあげてください。お子さまは「教科書や『エブリスタディ』に取り組むこと=勉強」と思いがちですが、ひと口に勉強といっても、学校で習う問題を解くだけではなく、身近な物事に基づいたものも含まれることを知れば、興味を損なわず楽しく知識を身につけることができるのではないでしょうか。

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【算数】分数の計算

A.まずは、お子さまが計算過程のどこでつまずいているのかを確認してください。ひと口に分数の計算まちがいといってもさまざまな原因が考えられます。

● 帯分数のまま計算している
● 計算途中で約分していない、または約分のしかたがまちがっている
● 逆数を使って、わり算をかけ算に直すことができていない


これらはすべて「分数の計算のルール」が定着していないことが原因です。まずはわかりやすい分数を使って、約分などの分数の基本ルールと計算方法をおさらいしたあと、問題の難度を徐々に上げていくとよいでしょう。

また、分数に限りませんが、途中式を書かず、ノートの余白などに計算をしている場合には、途中での写しまちがいなどのケアレスミスを起こしている可能性があります。問題で指示されていなくても途中式はきちんと書き、見直しもきちんとする習慣をつけましょう。途中式を大きくはっきりと書くと、計算ミスも起こりにくくなりますし、見直す際もスムーズです。

分数の計算は、今後も算数の学習に大きくかかわってきます。つまずいているようであれば、ぜひ丁寧なサポートをお願いいたします。



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【国語】記述問題が苦手

A.記述問題に慣れるまでは時間がかかりますから、あせらずにじっくりと取り組むようにご指導ください。大切なのは、「書くことをめんどうがらないこと」と「一気に解答を作ろうとしないこと」です。

記述問題 取り組みのポイント

  • 問題文をよく読み、聞かれていることは何かを理解しましょう。
  • 解答にはどんなことを書けばよいか、要素を考えましょう。
  • 文中の言葉をうまく使いながら必要な字数でまとめてみてください。「文中から書き抜く」タイプの問題は、文章中の言葉を「そのまま」抜き出すよう気をつけましょう。

答え合わせのときは、自分の解答と模範解答を見比べて、「どの要素が足りなかったのか・余分だったのか」を確認しましょう。

解答がまったく書けなかったときは2.までチャレンジしてみてから、模範解答をまねして書いてみましょう。また、どうしても書けない場合は解説を先に読んでもかまいません。その後、書けそうなら答えを書き、無理なら解答に必要だと思う要素を箇条書きにしてみてください。

解けた問題も解けなかった問題も、『答えと考え方』は必ず読むようにしてください。問題の意図や「正しい答えにたどり着くまでの過程」を理解する練習を積み重ねることは、国語のみならず、作文や他教科の記述問題を考える際にも役立ちます。

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【社会】歴史の流れがつかめない

A.歴史は、「いつ、どこで、だれが、どうして、どうなったか」というポイントを押さえながら、大きな流れをつかむことが大切です。そこから各時代の目立った人物やできごとなどを、「弥生時代」→「吉野ヶ里遺跡」→「村や国どうしの激しい争い」→「国々をまとめたのが邪馬台国」→「邪馬台国の女王 卑弥呼」→・・・といったように、一つの物事から関係のあるものをたどっていくと、それぞれの関係がつかみやすくなります。

また、歴史上のできごとには、必ず原因があって結果があります。「なぜそうなったのか?(原因)」、「その後どうなったのか?(結果)」を念頭において、歴史上のできごとを理解するようにお子さまにご指導ください。

なお、頭の中で歴史の流れを整理するには、ほかの人に説明をするということも役立ちます。説明することで、「きちんと理解し、覚えている部分」と「まだよくわかっていない部分」がはっきりします。「できごと」そのものだけでなく、「原因」「結果」も説明するようアドバイスするとよいでしょう。

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【作文】読書感想文を書くコツ

A.「読書感想文」は、漠然と本を読んで、いきなり原稿用紙に書き始めようと思っても、なかなか上手に書けません。ここでは、読書感想文を書くための4つのコツをご紹介します。ぜひお子さまにお伝えください。
1.本を選ぶ

お子さま自身が好きな本の感想文を書くのがいちばんです。以前に読んだ本の中から、気に入ったものを選んだり、国語の教科書に載っている作品から、興味のあるものを選んだりするとよいでしょう。課題図書などのなかから本を選ぶ場合には、「興味のあるテーマ」「身近なテーマ」「現代に結びつく問題」「主人公の年齢が自分と近い」といった基準で選ぶと、読みやすいと思います。迷ったときには、図書館のレファレンスサービスを利用してもよいでしょう。

2.読書メモを作る

本を読みながら、メモをとる習慣をつけることをおすすめします。「わっ、ここおもしろい!」「感動!」と思った場面にふせんを貼ったり、印をつけたりして、なぜそう思ったのかをメモするようにしましょう。「なぜおもしろかったのか」「なぜ感動したのか」の部分が、読書感想文の核心になります。そして、いちばん言いたいことはどれか、どの順番で書くと気持ちが伝わりやすいかを考えて、使うメモを決めます。

3.構成を考えて書く

感想文の組み立ての定番に四段落構成があります。第一段落では、「その本と出合ったきっかけ」を書きます。第二段落では、わかりやすく簡潔に「その本のあらすじ」を書きます。ここでは、自分の感想は書かないのがポイントです。第三段落では、2.で作成した読書メモを使って、「どの部分が、なぜおもしろかったのか」を書きます。分量的にも内容的にも、最も力を入れる部分です。まとめの第四段落では、「その本を読んだ経験によって得たもの」を書きます。作文が得意なお子さまは、「自分の体験と重ねあわせて書く」とさらによいものとなるでしょう。

4.書いたものを必ず読み直す

「てにをは」や主語・述語の関係はおかしくないか、まちがった漢字を使っていないか、句読点が多すぎたり少なすぎたりしていないか、接続詞や改行が多すぎないかなどをチェックしましょう。また、自分の伝えたいことが説得力をもって読み手に伝わるかまで自分でチェックできればよいのですが、お子さまだけでは判断しづらい点なので、読書感想文を提出する前に、一度、保護者の方が読んであげるとよいでしょう。

小学5・6年生のための作文力アップサイト「作文クラブ」でも、お子さまに向けて読書感想文の書き方をご紹介しています。毎月の「てんさく問題」の課題や優秀作品もご紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。

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【算数】問題を解くスピードを上げたい

A.高学年になって問題の内容が難しくなればなるほど、じっくりと考えて答えを求める力が必要になります。しかしながら6年生にもなると、中学校での学習も視野に入れ、文章題を効率よく解く力も身につけておきたいものです。

そのためには、たくさんの問題をこなしていくのではなく、まずは繰り返し同じ問題を解くことをおすすめします。続けて解くのではなく、少し時間をあけてみたり、数字を少し変えた類題にしてみたりと、お子さまが飽きない工夫をしてみてください。

また、短い時間で解くことができるようになるには、解くのにかかった時間を毎回記録するなどして、スピードへの意識をもたせることも有効でしょう。計算問題の場合も、毎日少しずつ練習を続けることで確実にスピードアップしていきますが、スピードを重視するあまり、計算ミスが増えてしまっては元も子もありません。必ず見直しをする癖をつけさせましょう。

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【Z会について】教材がたまってしまう

A.教材がたまってしまう原因は複数あります。まずはその原因を探り、状況に合わせて対処法を考えていきましょう。
1. 学校の授業進度、順番と合っていない

予習として取り組むのが難しいようでしたら、学校で習ってから復習用に取り組みましょう。「てんさく問題」は提出期限が約1年あるため、習っていないものはあとから提出してもだいじょうぶです。

2.教材や「てんさく問題」が難しすぎる

発展的な内容も扱っているので、『エブリスタディ』のほか、教科書なども参考にしながら取り組んでみましょう。添削者の朱字や『答えと考え方』を読んでもわからないときには、質問カードなどのサポートシステムを利用してください。

3.学習習慣がまだ身についていない

学習ペースが身につくまでは、お子さまと一緒に学習計画を立て、得意教科から取り組むようにするとよいでしょう。なお、たまってしまった教材すべてをやりきるのが難しい場合は、最新の教材に優先的に取り組み、たまった教材は「余裕ができてから取り組む」「苦手な箇所だけ取り組む」など工夫するとよいでしょう。

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【算数】図形問題が苦手
A.いざというときに公式を正しく思い出せなかったり、誤った値を用いてしまったりということをなくすには、公式の意味をきちんと理解したうえで覚えることが重要です。お子さまがやみくもに公式を丸暗記しようとしているようでしたら、公式を導く過程についてきちんと理解できているかどうかをご確認ください。

たとえば三角形の面積は、三角形を2つ並べた平行四辺形の面積の半分だと考えて面積を求める過程を理解していれば、「底辺×高さ÷□」の□の部分にどのような数字が入るのかを思い出すことができます。また、公式の「高さ」がどこを指しているのかがわからずに、「辺の長さ」の値を「高さ」として用いてしまうなどのまちがいが見られる場合には、まずは図形を構成する要素を一つひとつお子さまに確認してあげてください。

なお、問題を解くときには、問題の図形をノートにかき写したり、必要な要素を自分の手を使って書き込むと、問題を解くために必要なヒントを得やすくなりますのでおすすめです。

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【全教科】見直しの習慣をつけさせたい

A.見直しの習慣をつけるには、お子さま自身が、本来できるはずの問題で得点が取れないことを残念がる気持ちをもつ必要があります。たとえば、添削済みの答案がお手元に届きましたら、朱字を読んで、問題を解くときに何に気をつければよかったのかを確認してみてください。この際、提出前に見直しをしていればまちがいを防げた問題があったら、その場で見直しの習慣が大切であることをご指導いただくことで、お子さまも次はきちんと見直してから提出しようと心がけるようになるはずです。

またお子さまによっては、早く終わらせようとするあまり、見直しに時間を取られることをいやがることもあります。その場合「見直しをしないと『終わった』とは言えない」とご指導いただき、解く時間と見直しの時間を分けた学習計画を組むなど、必ず時間を確保するようにしましょう。テストの際には、制限時間から逆算して時間配分をすることも大切です。

これから学習する内容が複雑になるにつれ、ケアレスミスも増えていきがちですから、今のうちにしっかり見直しの習慣を身につけておきましょう。

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【その他】中学生になるまでにやっておきたいこと

A.中学生になるまでにやっておきたいことを、1.学習内容 2.学習管理の観点からそれぞれお話しします。

1.学習内容

中学での学習が始まるまでに、小学校での学習範囲を総復習するのが理想とはいえ、量が多すぎますので、苦手科目や分野に絞って復習を行うとよいでしょう。

学校でのテストや教科書、『エブリスタディ』などでまちがった問題をピックアップしていただき、解き直すことをおすすめします。「てんさく問題」は、『提出課題 成績表』の「復習しておきたい大問」を見直してください。該当箇所の教科書や『エブリスタディ』を読み直して、大切な語句を書き出すなどの作業を行うと、より知識が定着しやすくなるでしょう。

とくに苦手な科目がない場合、漢字の復習や読書をおすすめします。また、中学以降は計算を正確に速くできることがより大切になりますので、今のうちに分数や小数の計算などの練習をしておくといいでしょう。単位の換算が必要な問題もつまずきがちな箇所ですので、ノートにまとめるなどの作業を通じて復習をしていただきたいと思います。

2.学習管理

中学になると学習量が増えて授業進度が早くなることに加え、定期テストも行われます。このため、授業で習ったことを定着させるための予習・復習がとても重要になります。ぜひ、小学生のうちに自立的な学習習慣を身につけておいていただきたいと思います。

今まで保護者の方主導で学習スケジュールを立てていた場合には、お子さまご自身でスケジュールを立てられるようになっておくとよいでしょう。「学習カレンダー」や「学習シール」を利用し、『早わかりガイド』も参考にしてみてください。そして、このスケジュールに従い、毎日決まった時間に机へ向かうようにします。スケジュールよりも遅れた分は、1日のすきま時間に取り組んだり、あらかじめ設定しておいた予備日・予備時間などで取り戻したりする工夫を、お子さまご自身ができるようにアドバイスをお願いいたします。中学生になったときに、いきなりお子さま任せにするのではなく、お子さまが安心して自立に向けた一歩を踏み出せるよう、今のうちからサポートをしていただきたいと思います。

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