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<よろず学習掲示板(4〜6年生)>

5年生の質問

小学生コースを受講されている方の学習の質問やお悩みに、Z会スタッフがお答えします。

【2016年3月24日】


 

質問一覧

 

 

回答一覧

 

 


【学習のしかた】保護者のかかわり

A.低学年までは、保護者の方がリードして学習を進めていたご家庭が多いかもしれませんが、高学年の学習では、だんだんとお子さまご本人に主導権を移していくのがよいでしょう。たとえば、今まで保護者の方が丸つけをしていたのであれば、お子さまにさせてみてはいかがでしょうか。ただし、『答えと考え方』は、保護者の方が管理し、答え合わせのときに、お子さまに渡すようにしてください。

一方で、自ら問題を解いて採点をし、解答解説を読むという学習方法を、負担に感じてしまうお子さまもいらっしゃいます。うまくこなせていないようであれば、お子さまが答え合わせをされたあと、保護者の方が採点内容をチェックし、採点のしかたやまちがっていた問題のやり直し方のアドバイスをしてあげてください。また、一人での答え合わせが難しいようであれば、保護者の方が丸をつけて、まちがったところの解説をお子さまと一緒に読み、その問題を解き直すよう導いてあげるなど、少しずつかかわりを減らし、適度な距離感で接するとよいでしょう。

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【国語】漢字の書き取り

A.同じ音訓をもつ漢字については、使い方や意味を一緒に覚えることが大切です。より効果的な漢字学習のための取り組み方をご紹介します。

『漢字トレーニングブック』

●熟語を使った例文を書く
例文を書き写すことで、実際にどんな場面で漢字を使うのか体感することができます。例文は、『漢字トレーニングブック』などに載っているものを写すことから始め、お子さまがしだいに自分で考えて書けるようになると理想的です。
※『漢字トレーニングブック』は国語をご受講の方にお送りしています。

●漢和辞典で調べながら覚える
部首や意味など、その漢字についてのさまざまな情報がわかりますから、それらの情報と結びつけることにより、漢字が覚えやすくなります。

●繰り返し取り組む
漢字学習で最も大切なのは、実際に書いて繰り返し練習すること。『漢字トレーニングブック』や学校のドリルなどで、毎日10分ずつでもかまわないので、少しずつ練習するとよいでしょう。一度にたくさん練習するよりも確実に定着させることができます。

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【算数】小数の計算

A.小数といっても、かけ算のときにはまず小数点がないものとして計算しますし、わり算のときにもわる数を整数にしてから計算しますから、整数どうしのかけ算とわり算の計算がきちんと身についていれば、急に難しくなるわけではありません。小数の計算では概念の理解ばかりにとらわれますと、お子さまを混乱させてしまう可能性がありますので、まずは計算上のルールと割り切り、何度も練習を重ねましょう。お子さまがまちがえやすい、積や商、あまりの桁がどうなるのかについては、どうしてそうなるのかを、式の意味を考えるなどして理由づけをすると効果的です。

たとえば、「1.7÷0.6」という式は、わる数を6に、わられる数を17にして計算するのが一般的です。すると、図のように商は2、あまりは0.5となりますが、ここであまりを5のままにしてしまうお子さまがいらっしゃいます。式のそもそもの意味は「1.7の中に0.6がいくつあり、いくつあまるか」ということですから、あまりが「1.7」や「0.6」よりも大きい「5」となるのは不自然である、と説明すれば、小数点が必要なことに気づけることでしょう。

また、0.6×2+0.5=1.7というように検算をし、答えが正しいことがわかれば、ルールに納得しやすくなります。

「まず小数点をずらして計算をし、あまりについては、わられる数のもとの小数点にそろえてつける」という流れを、小数のわり算のルールとして覚えるように促し、迷ったときには、式のもともとの意味を確かめながら計算をするようにしてみてください。


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【社会】地図を使った学習のしかた

A.都道府県名はただ覚えようとしても身につきにくいものです。以下のような工夫で楽しみながら学習を進めるとよいでしょう。

「都道府県ポスター」

●地図に親しむ

日本地図などをお子さまの目につく場所に張り、お子さまの記憶に残るようにしましょう。また、都道府県パズルに取り組んだり、ニュースで話題に出た地名を何秒で探せるか競争してみたりと、「暗記」「勉強」という雰囲気を感じさせずに楽しく取り組むことも大切です。

また、身近なできごとと関連づけると興味を示すお子さまも多いので、親戚の家がある県や旅行で行った県、スーパーで買った野菜の産地を探してみるといったこともおすすめです。

「小学生コース5年生」をご受講の方に本誌同封でお送りした「都道府県ポスター&名物シール」もぜひご活用ください。

●参考書で補う

『小学生のための日本地図ドリル[改訂版]』(すばる舎)、『考える力がつく 子ども地図帳<日本>』(草思社)といった、絵などがたくさん入っている参考書がおすすめです。遊びに近い感覚で書き込みながら学習ができ、地図上での方位や高低差、記号や縮尺の意味が理解しやすくなります。また、各県の特色の説明などの豆知識が載っている参考書も多いので、お子さまが興味をもって読めるでしょう。


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【作文】読書感想文を書くコツ

A.「読書感想文」は、漠然と本を読んで、いきなり原稿用紙に書き始めようと思っても、なかなか上手に書けません。ここでは、読書感想文を書くための4つのコツをご紹介します。ぜひお子さまにお伝えください。
1.本を選ぶ

お子さま自身が好きな本の感想文を書くのがいちばんです。以前に読んだ本の中から、気に入ったものを選んだり、国語の教科書に載っている作品から、興味のあるものを選んだりするとよいでしょう。課題図書などのなかから本を選ぶ場合には、「興味のあるテーマ」「身近なテーマ」「現代に結びつく問題」「主人公の年齢が自分と近い」といった基準で選ぶと、読みやすいと思います。迷ったときには、図書館のレファレンスサービスを利用してもよいでしょう。

2.読書メモを作る

本を読みながら、メモをとる習慣をつけることをおすすめします。「わっ、ここおもしろい!」「感動!」と思った場面にふせんを貼ったり、印をつけたりして、なぜそう思ったのかをメモするようにしましょう。「なぜおもしろかったのか」「なぜ感動したのか」の部分が、読書感想文の核心になります。そして、いちばん言いたいことはどれか、どの順番で書くと気持ちが伝わりやすいかを考えて、使うメモを決めます。

3.構成を考えて書く

感想文の組み立ての定番に四段落構成があります。第一段落では、「その本と出合ったきっかけ」を書きます。第二段落では、わかりやすく簡潔に「その本のあらすじ」を書きます。ここでは、自分の感想は書かないのがポイントです。第三段落では、2.で作成した読書メモを使って、「どの部分が、なぜおもしろかったのか」を書きます。分量的にも内容的にも、最も力を入れる部分です。まとめの第四段落では、「その本を読んだ経験によって得たもの」を書きます。作文が得意なお子さまは、「自分の体験と重ねあわせて書く」とさらによいものとなるでしょう。

4.書いたものを必ず読み直す

「てにをは」や主語・述語の関係はおかしくないか、まちがった漢字を使っていないか、句読点が多すぎたり少なすぎたりしていないか、接続詞や改行が多すぎないかなどをチェックしましょう。また、自分の伝えたいことが説得力をもって読み手に伝わるかまで自分でチェックできればよいのですが、お子さまだけでは判断しづらい点なので、読書感想文を提出する前に、一度、保護者の方が読んであげるとよいでしょう。

小学5・6年生のための作文力アップサイト「作文クラブ」でも、お子さまに向けて読書感想文の書き方をご紹介しています。毎月の「てんさく問題」の課題や優秀作品もご紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。

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【作文】書きたいことを一つに絞れない

A.書きたいことがたくさんあるというのは、作文を書くうえで決して悪いことではありません。しかし、それらをただ並べるだけでは、「まとまっていない」という印象を読み手に与えてしまいますので、作文の「話題」は一つに絞る必要があります。

そのためには、「最も好きなこと」や「最も伝えたいこと」が何かを考えます。この「最も○○なこと」について、具体的なエピソードを交えて書けば、まとまった文章になるでしょう。

また、「書きやすそうなものを選ぶ」というのも一つの方法です。それぞれのテーマについて、具体的なエピソードや詳しい情報を書き出して見比べてみましょう。いろいろなエピソードが浮かび、いちばん詳しい情報を書き出せそうな話題を選べば、しっかりした作文が書きやすくなります。

いずれにしても、いきなり原稿用紙に書き出す前に、「書きたいこと」について整理しましょう。「好きなこと」や「書きやすそうなもの」などの基準を設けて、順位をつけてみるとテーマを選びやすくなります。

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【全教科】難問に粘り強く取り組むためには?

A.一度学習した問題の類題などは確実に解けても、答えまでの道のりを自分自身で考え出さなくてはいけないような発展的な問題になると、途中で投げ出してしまうお子さまは多いものです。

しかし「てんさく問題」は、いわば担任指導者に学習内容の理解度を伝える手紙のようなものです。手紙が白紙では、担任指導者は、お子さまがつまずいている箇所を正確に知ることができず、的確な指導をすることが難しくなります。ですから、お子さまが白紙で出そうとしているような問題があれば、「この問題は難しいね。でも、解答欄に考えたことを少しでも書くと、先生もあなたに合ったアドバイスをくれると思うよ」「途中までは解いてみたのかな。自信がない答えでもいいから、考えを書いておくと、あとで復習するときにも役立つよ」などとお声がけください。

たとえ正答を導けなかったとしても、あきらめずに取り組まれたこと自体を評価しほめることで、難問へ取り組む意欲がはぐくまれます。

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【算数】図形問題が苦手

A.いざというときに公式を正しく思い出せなかったり、誤った値を用いてしまったりということをなくすには、公式の意味をきちんと理解したうえで覚えることが重要です。お子さまがやみくもに公式を丸暗記しようとしているようでしたら、公式を導く過程についてきちんと理解できているかどうかをご確認ください。

たとえば三角形の面積は、三角形を2つ並べた平行四辺形の面積の半分だと考えて面積を求める過程を理解していれば、「底辺×高さ÷□」の□の部分にどのような数字が入るのかを思い出すことができます。また、公式の「高さ」がどこを指しているのかがわからずに、「辺の長さ」の値を「高さ」として用いてしまうなどのまちがいが見られる場合には、まずは図形を構成する要素を一つひとつお子さまに確認してあげてください。

なお、問題を解くときには、問題の図形をノートにかき写したり、必要な要素を自分の手を使って書き込むと、問題を解くために必要なヒントを得やすくなりますのでおすすめです。

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【Z会について】主要教科以外の対策

A.小学生コース5・6年生では、国語・算数・理科・社会に加えて、文章表現力を伸ばしたい方や、今のうちから英語に親しんでおきたい方、公立中高一貫校を志望されている方のために、それぞれ専科講座を開講しています。お子さまの学習状況や志望に応じて、受講をご検討ください。
「作文」で文章表現力を伸ばす
「作文5年生・6年生」では、毎月の課題に順に取り組めば、書く内容が定まって「てんさく問題」の作文がスムーズに書けるつくりになっています。作文が苦手なお子さまでも、文章を考え、まとめる手順が自然と身につき、楽しみながら表現力を伸ばすことができます。
一方、「公立中高一貫校作文6年生」では、適性検査作文で頻出の「テーマ型」「課題文型」「資料型」の課題に即した演習を行い、さまざまな課題に対応する表現力を伸ばします。

小学生のうちから「英語」に親しむ
「英語5年生・6年生」は、同年代の子どもが登場する身近なストーリー仕立てなので、楽しく学習を進められます。そして、ほとんどのコーナーで、CDの音声を聞きながら学習を進めていきます。
小学校での英語学習の中心となる「聞く」「話す」の力を伸ばすことはもちろん、中学校で中心となる「読む」「書く」の学習まで行います。4つの力をバランスよく伸ばしていくことで、「英語が使える」感覚を養うことができます。

公立中高一貫校合格をめざす!
「公立中高一貫校適性検査5年生・6年生」では、公立中高一貫校受検に必要な力を「教科基礎力」「表現力」「論理的思考力」「情報整理・運用力」「課題解決力」の5つに分類し、これらの力を総合的に伸ばすための演習ができる教材になっています。
なお、作文が課される学校をご志望の場合は、上に紹介した「公立中高一貫校作文6年生」もあわせてご利用ください。

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【その他】6年生からの学習法

A.6年生で学習する内容は、小学校での学習のまとめをし、中学の勉強へとつなげるとても重要なものです。「小学生コース6年生」の学習内容をご紹介します。

国語:6年生では、さまざまな文章を読んで、筆者の主張や主人公の気持ちを理解する力をつけることを目標としています。毎月の添削では、文章を理解し、答えとしてまとめる能力を伸ばす指導を行います。

算数:新しく「文字と式」「速さ」「比」など、中学以降で学ぶ数学の基礎となる内容を、徐々にステップアップしながら習得していきます。

理科:学校でも「実験」から「何がわかるのか」を学習することが増えます。小学生コースでは実験の内容や結果などを、図を使って整理しますので、学校の実験の予習・復習にも役立ちます。

社会:歴史と公民を学習します。「○○だから、△△になった」といった因果関係から、覚える語句や事項を整理して、つながりをわかりやすく説明する力をつけていきます。

なお、上記教科以外の学習には、作文、英語、公立中高一貫校適性検査、公立中高一貫校作文の各専科をご用意しております。必要に応じてご利用ください。

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【理科】習った内容を忘れてしまう

A.小学校から中学校までの理科教育では、共通のテーマを何度も繰り返しながら学習していきます。具体的には「エネルギー」「粒子」「生命」「地球」を柱として学習内容が構成されており、それぞれの柱に従って、上の学年になるほど、より深化した学習内容を学ぶことになります。しかし、実験や観察などの体験は、やってみて「あぁ、楽しかった」、とすぐに忘れてしまうこともこのころの子どもにはよくあること。ただ、そのままでは上の学年で困ってしまうことになりかねません。

たとえば5年生で扱う電磁石は、「エネルギー」を柱とする学習ですが、これは3年生で学習した電気の通り道に関する内容や4年生の電気のはたらき(乾電池のつなぎ方など)などにつながっています。下の学年で学習したことを一から復習し直すよりも、今学習している内容と関連付けて復習したほうが記憶に定着しやすいので、ぜひ、電磁石の単元を学習しながら、電気の通り道や乾電池のつなぎ方、磁石の性質などを復習するといった勉強方法をおすすめします。

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【学習のしかた】復習のしかた

A.添削済みの答案がお手元に届きましたら、まず朱字のコメントをすべて読むようにご指導ください。できた問題は見直す程度でかまいませんが、まちがえてしまった問題や、わからなかった問題を中心に『提出課題 答えと考え方』を読みながらもう一度取り組んでください。『提出課題 成績表』に★マークがついた問題は復習しておきたい問題ですので、とくに念入りに取り組みましょう。

算数はまちがえた問題と同じタイプの問題や数字を替えただけの問題にチャレンジしてみるとよいでしょう。一度だけでなく1〜2週間後に再度チャレンジすると効果的です。国語は文章の読み取りができているかを中心にご確認ください。理科、社会でまちがってしまった箇所や知識があいまいな点は、教科書や『エブリスタディ』をもう一度読み直すことをおすすめします。

ただ、どうしても一度やった問題をもう一度見ることそのものを嫌がることも多いかと思います。復習のもう一つの意義として、「自分ができた分野」をしっかりと把握し、自分の強みを認識することもあります。自分のできた問題の見直しから入るということもお試しいただければと思います。

学習内容を定着させるために、ぜひ「てんさく問題」の復習までを含めて、1カ月分の学習スケジュールに組み込んでいただきたいと思います。

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