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<どーんとこい!中学入試の算数>

第9回 これからの時代に必要な学力2(問題)

大人でもちょっと手こずってしまうような、難問奇問が続出する中学入試の算数。
でもだいじょうぶ、コツさえつかめば怖くありません!
学習サポートセンターのカズが、算数を楽しく学ぶ方法を伝授します。

【2016年11月24日】


 
 

こんにちは。学習アドバイザーのカズです。前回は、別解のある問題について考えてみました。ひとつの問題をいろいろな切り口から解いていくことで、その問題の本質や理解が深まったりするものです。

今回のテーマは、「公式は覚えるだけじゃダメ!」です。公式は、きちんと意味を理解するようにしましょう。

そもそも学校で何を教えているのかを考えたことのある保護者の方はいるでしょうか。実は、学校というところは、教えられるものしか教えないのです。例として、「スイカは果物なのか野菜なのか」みなさんは、どう答えるでしょうか。学校で教わったことがないはず。なぜならば、生物として見たときには、木になるものではないのでスイカは野菜なんです。でも、経済や流通のことを考えると、果物と一緒にされることが多いですよね。つまり、理科の出題には野菜と答え、社会の出題には果物と答えるのが正解なのです。こうなってくると、学校では教えられませんよね。また、国によってどちらに分類するのかは見解の分かれるところです。

なぜ、そんな話を持ち出したのか。これからの時代に必要な学力は、スイカが野菜なのか果物なのかを知っていることではないのです。野菜でも果物でも、その理由を説明できることが大切なんです。算数の公式も、なぜこの公式を使うのか、きちんと意味を考えて解いてほしいと考えたのが、次の問題です。

問題


(ヒント)

(1)花を予定より28本少なく植えたとすると木の本数と同じになります。このとき、あと何m残っているでしょう。また、木と花を1本ずつ植えるごとに、何mの差ができるでしょう。
(2)最小公倍数と植木算の問題です。両方を植えてある間の部分と、植えた場所の関係に注意しましょう。


(参考)
2016年度成城学園中学校 第2問(5)

いかがでしょうか。中学受験算数の特殊算のひとつに「植木算」があります。「植木算」というのは、たとえば、こんな問題。
   伊調馨選手は、オリンピックのレスリング競技で4連覇を果たしました。
   最初に金メダルを取ったのは何年前でしょうか。
オリンピックは4年ごとだから、4×4=16で16年前かと思うと、そうではありません。今回の問題は、まさに植木算の問題です。ぜひ、チャレンジしてみてください。

 

出題・文

学習サポートセンター カズ

Z会の学習サポートセンターで、日夜会員のみなさんからの質問相談に応じている。


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