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5・6年生向け カコモンにTRY! 特別版 2016年春入試問題紹介の解答解説

「カコモンにTRY!」は、過去の中学入試で出題された問題の中から、中学受験コースの皆さまに挑戦していただきたい問題を紹介するコーナーです。
今回は、5月号教材と同封でお送りした「カコモンにTRY! 特別版・2016年春入試問題紹介 教科担当者が選ぶ『この一問』」の解答・解説をお送りいたします。取り組んだら、ぜひ答えあわせしてみてください。

※5年生以上で習う漢字には( )で読み仮名をつけています。

【2016年4月28日】

5・6年生向け カコモンにTRY(トライ)! 特別版(ばん) 2016年春入試問題紹介(しょうかい)の解答(かいとう)解説

今回のレベル:★★〜★★★

★:3・4年生も理解できる基礎的(きそてき)な問題
★★:4・5年生ががんばって解(と)ける問題
★★★:6年生向けハイレベル問題     

【問題】

お手元の5・6年生向け「カコモンにTRY! 特別版 2016年春入試問題紹介 教科担当者(たんとうしゃ)が選ぶ『この一問』」またはこちらのPDFをご覧(らん)ください。

解答

国語
五 1 注いで  2 届かず  3 ゆかしく  4   5 力不足

算数
63個  ② 3555552

理科
(い)(え)(お)


社会
A   B

解説

5・6年生向け「カコモンにTRY! 特別版・2016年春入試問題紹介 教科担当者が選ぶ『この一問』」、いかがでしたでしょうか。
以下に、各科目の「解法のポイント」と「解説」をお送りいたします。
※解答・解法のポイント・解説はZ会オリジナルです。学校発表のものではありません。

→国語  →算数  →理科  →社会
 

国語

解法のポイント
語句(ごく)の意味・用法を正確(せいかく)に覚え、とくにまちがえやすいものに注意する。

解説
1 「心血を注ぐ」という慣用句(かんようく)で、〈精神(せいしん)と肉体のありったけの力を使って物事をする〉という意味です。「心血」の「心」は〈精神〉、「血」は〈肉体〉の意。「注ぐ」には〈一つのことに集中する〉という意味があります。
2 「目が届(とど)く」という慣用句で、〈注意が十分に行き届く〉という意味です。「目が回る」という慣用句もありますが、〈目まいがするほどいそがしい〉という意味なので、2の文に合いません。
3 「古式」は〈昔からのやり方〉という意味で、正しい言い方は「古式ゆかしく」です。最近は「古式ゆたかに」を使う人も見られるようですが、本来の言い方ではありません。
4 「的を射(い)る」という慣用句で、〈大事なところを的確にとらえる〉という意味。よくあるまちがいに「的を得る」という言い方がありますが、これは「当を得る(道理にかなっている)」と混同(こんどう)した誤(あやま)りです。
5 「役不足」は〈その人の能力(のうりょく)に対して、割(わ)り当てられた役目が軽すぎる〉という意味。自分のことをへりくだって表現(ひょうげん)するつもりで、「わたしでは役不足ですが、精いっぱいがんばります」などと言うのは、よくあるまちがいなので注意が必要です。

算数

解法のポイント
1〜111111までの整数の中から、条件(じょうけん)に合う整数の個数(こすう)と和を求める場合の数の問題です。すべての場合を書き出していては時間がかかり、数えもれや重なりが起こりやすくなりますので、計算によってうまく工夫して求めましょう。
解説
①□□□□□□の6つの□に、0または1を入れていくと考えると、各位に入る数字は2通りなので、
  2×2×2×2×2×2=64(個)
 です。ただし、これは「000000」をふくんでいるので、その1通りをのぞいた
  64−1=63(個)

 5年生の12月に学習する「N進法」の考え方を使って、次のように解くこともできます。
 000001〜111111の範囲(はんい)で0か1のみを使って表された整数ということは、2進法の整数が1から111111まで並(なら)んでいるということです。つまり、111111を十進法に直せば、111111が何個目の数字かがわかります。
 2×2×2×2×2=32のまとまりが1個、2×2×2×2=16のまとまりが1個、
 2×2×2=8のまとまりが1個、2×2=4のまとまりが1個、
 2のまとまりが1個、1のまとまりが1個
なので、111111を十進法に直すと、
  32×1+16×1+8×1+4×1+2×1+1×1=63(個)
 
② 63個の数をすべて書き出して和を求めるのは大変なので、各位の数字だけを取り出して考えます。
  □□□□□1のように、一の位が1になっている整数
 ⇒2×2×2×2×2×1=32(個)あるので、一の位だけをすべてたすと、1×32=32
  □□□□1□のように、十の位が1になっている整数
 ⇒2×2×2×2×1×2=32(個)あるので、十の位だけをすべてたすと、10×32=320
  □□□1□□のように、百の位が1になっている整数
 ⇒同様に32個あるので、百の位だけをすべてたすと、100×32=3200
  □□1□□□のように、千の位が1になっている整数
 ⇒同様に32個あるので、千の位だけをすべてたすと、1000×32=32000
  □1□□□□のように、一万の位が1になっている整数
 ⇒同様に32個あるので、一万の位だけをすべてたすと、10000×32=320000
  1□□□□□のように、十万の位が1になっている整数
 ⇒同様に32個あるので、十万の位だけをすべてたすと、100000×32=3200000
以上より、
  32+320+3200+32000+320000+3200000=3555552

理科

解法のポイント
解答以外の選択肢(せんたくし)については近年大きな火山活動はないため、詳細(しょうさい)までは覚(おぼ)えていなくても、火山活動について最近ニュースになった火山を覚えていれば解ける問題です。

解説
長野県の浅間山(あさまやま)では、2015年6月11日に噴火警戒(ふんかけいかい)レベル1から2へ引き上げられています。熊本県(くまもとけん)の阿蘇山(あそさん)では、2015年9月14日に噴火警戒レベル2から3に引き上げられています。その後、11月24日にレベル2に引き下げられました。鹿児島県(かごしまけん)の桜島(さくらじま)では、2015年8月15日に噴火警戒レベル3から4へ引き上げられました。その後、9月1日にレベル3へ引き下げられ、11月25日にレベル2へ引き下げられました。この問題では2015年まで押(お)さえてあれば問題ありませんが、桜島は2016年2月5日に再びレベル3に引き上げられています。
北海道の有珠山(うすざん)は、2000年にマグマ水蒸気(すいじょうき)噴火が発生しました。噴火予報(よほう)・警報は2007年12月1日から発表されるようになりましたが、有珠山はこれまで噴火警戒レベルが1より引き上げられたことはありません。富士山(ふじさん)も、噴火警戒レベルは1から引き上げられたことはありません。

社会

解法のポイント
Aは、日本の社会保障制度(ほしょうせいど)を理解するために必須(ひっす)の数値(すうち)です。Bは、社会保障制度の4つの柱について、内容(ないよう)としくみを理解できているかがポイントです。

解説
A 日本は急速に高齢化(こうれいか)が進み、1980年代には約10%だった高齢化率(りつ)=総(そう)人口に対する65歳以上の人口割合(わりあい)が、現在(げんざい)は約25%、つまり4人に1人となりました。総人口も減少(げんしょう)していて、このままだと2060年には高齢化率は40%近くになると予測(よそく)されています。

B 社会保障制度は、日本国憲法(けんぽう)第25条(じょう)の「健康で文化的な最低限度の生活を営(いとな)む権利(けんり)」=生存権(せいぞんけん)を実現するために設(もう)けられ、以下の4つを柱としています。
 4つの柱 おもな制度
 社会保険(ほけん) 医療(いりょう)保険、年金保険、介護(かいご)保険、
 雇用(こよう)保険、労災(ろうさい)保険
 社会福祉(ふくし) 高齢者福祉、障害(しょうがい)者福祉、児童福祉、
 母子福祉
 公的扶助(ふじょ) 生活保護
 公衆(こうしゅう)衛生(えいせい) 感染症(かんせんしょう)対策(たいさく)、公害対策
社会保険は、病気やけが、高齢、失業に備(そな)えてあらかじめ保険料を積み立てておき、必要になったときに、お金やサービスのかたちで支給(しきゅう)を受ける制度です。選択肢(せんたくし)は、これにあたります。
社会福祉は、高齢者や障害のある人、保護者のいない児童などで、生活に不安のある人が自分の力で生活できるように、国などが助ける制度です。税金(ぜいきん)を財源(ざいげん)として運営(うんえい)されています。
公的扶助は、税金を財源として経済的(けいざいてき)に困(こま)っている人に生活費などを支給するしくみです。生存権を保障する制度で、の生活保護はこれにあたります。
公衆衛生は、国民の健康の保持・向上のための制度です。

社会保障に使われる保険料や税金は、おもに若い世代の人々が負担していますが、少子化でその数は減少しています。一方、高齢化の進行で、医療費(いりょうひ)や年金給付費は増(ふ)えています。つまり、必要な費用は増えているのに、それをまかなうための保険料や税収(ぜいしゅう)が不足するおそれがあるのです。消費税の増税は、社会保障の財源確保などを目的としています。少子化・高齢化の問題や社会保障制度は、わたしたちのくらしに深くかかわっています。今後の政策に注目しておきましょう。


Z会で着実な学力の養成を

いかがでしたでしょうか?
今後も、「カコモンにTRY!」では注目したい問題を取り上げていきますので、ぜひ親子で挑戦(ちょうせん)してみてください。
 
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