みんなの作文<6年生> 今月の課題

Z会の作文6年生の「てんさく問題」(通信教育の提出(ていしゅつ)課題)をしょうかいします。よりよく書くためのこつも大公開しますので、役立ててくださいね。

5月の「てんさく問題」の課題はこちら!

課題
あなたのあこがれの人をしょうかいしましょう
あなたのあこがれの人をてんさく先生にしょうかいしましょう。
さとる あこがれの人かあ。「すごい人」をしょうかいすればいいのかな? 有名人とか歴史上の人物とか!
先生 必ずしも有名な人でなくてもかまいませんよ。身近なところにも、あこがれの人はいるはずです。尊敬(そんけい)している人、「ここを見習いたいな」と思っている人はいませんか?
まどか そっか! 有名じゃない人でも、どんな人なのかをてんさく先生に説明するつもりで書けばいいんだ!
ゆうき そうだね。あこがれの人の魅力(みりょく)が伝わるように、どのようなところにあこがれているのかを具体的に書いていくことがポイントだよ。

今月のてんさく問題、攻略(こうりゃく)ポイント

ここがポイント!

1.しょうかいする中心を決める!
あこがれの人ですから、しょうかいしたいことがたくさんあるかもしれませんね。しかし、そのすべてをしょうかいしようとすると、「どのようなところにあこがれているのか」という肝心(かんじん)なところが伝わらなくなってしまいます。しょうかいしたいポイントをしぼりましょう。
2.具体例や理由をつけ加える!
あこがれの人について、「すごい」「尊敬している」という気持ちばかりを書いたのでは、どのようなところがすごいのか、なぜ尊敬しているのかが伝わらない文章になってしまいます。尊敬するようになった理由や、すごいと思うきっかけとなったできごとなどの具体例をつけ加えると、その人の魅力が伝わるしょうかいになりますよ。

「みんなの作文」に紹介されるコツ

  • てんさく問題の「しょうかいしてもよい」のところに必ずチェックを入れよう。
  • 提出目標日よりも早めに提出すること!

保護者の方へ

今月のてんさく問題のねらい

今月のテーマはあこがれの人を紹介することです。あれもこれもと紹介するのではなく、中心を決めて、その人の魅力が伝わるような材料を選ぶことが大切です。最もあこがれている部分を取り上げ、その部分に対して具体例や理由をつけ加えていくことで、「やさしい」「勇気がある」だけではない説得力のある紹介文にすることができます。読み手を意識して、伝わりやすい文章を書くことの大切さを学びます。

つまずきポイントと、アドバイス例

あこがれの人の紹介では、その人に対する思い入れが強く、生い立ちなどをくわしく書きすぎてしまうことがあります。有名でない人を紹介する場合は、ある程度どのような人なのかを説明する必要がありますが、有名でだれもが知っている人を紹介する場合には、細かな説明は省いてもかまいません。あこがれる理由やきっかけに直接関係のないことまでくわしく説明していると、なぜあこがれているのか、どのようなところを紹介したいのかという部分がぼんやりしてしまいます。「説明はくわしいけれど、あこがれている部分にしぼって紹介したほうがわかりやすいんじゃないかな?」など、最も紹介したい部分を意識するようにアドバイスしてみるとよいでしょう。

Z会小学生コース 専科作文5年生・6年生