5年生6月のてんさく問題は、
五・七・五のリズムで歌おう |
でした。さあ、みなさんからはどんな作品が届いたでしょうか?
さっそくチェックしましょう!
1:「K. M」さんは、雨の中を飛ぶつばめに注目したんだね。雨にも負けず巣作りをするつばめに、ぼくも「大丈夫かな?」という気持ちになったよ。
2:つばめと同じように自分もがんばろう、という「K. M」さんの前向きな気持ちが伝わってくるね。 |
1:「雨の音」が「追ってくる」という表現(ひょうげん)がいいね。心細さや切なさが、ひしひしと伝わってくるよ。
2:降(ふ)り続く雨のように、「テッペンペン」さんの後悔(こうかい)も続いているのかな。晴れ晴れとした気持ちになる日が、早く来るといいな。 |
1.比喩(たとえ)を使う! |
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「雨」に関連する事柄をたくさん思いうかべて、いろいろなものにたとえてみましょう。たとえるときには、どのようなところが似(に)ているのかに注目するとよいですよ。 |
2.五音・七音のリズムを作る! |
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詩を作るときに大切なのは、リズムに乗せることです。言葉を五音・七音にすると、リズムが出て印象的な表現になります。文末を変えたり、別の言葉にしたりして、リズムを整えましょう。 |
今回は、「雨」についての詩を作ります。五音・七音の言葉が生み出すリズムを感じて、詩らしい表現を身につけることが目標です。まずは、比喩を用いて、「雨」に関連する事柄をさまざまな物事にたとえていきます。この作業をとおして、物事を観察する力はもちろん、一見すると関係ないように思える物事との共通点を見出す力が養われます。さらに、文末を変えたり、別の言葉に置き換えたりすることで、五音・七音に整えていきます。今月の課題をとおして、表現の幅を広げることができるでしょう。 |
5年生の段階では、まだ詩の形式や特徴に慣れていない場合があります。表現したいことを文章にするだけで、詩らしい表現になかなかならないこともあるでしょう。そんなときには、自分が詩にしたい物事について、どのような特徴があるのかを考えるようにアドバイスをします。「その特徴は何かと似ているんじゃない?」「同じ意味の言葉で五音の言葉があるよね?」など、比喩を用いたり、五音・七音のリズムを整えたりするためのヒントを与えてあげるとよいでしょう。 |
2:第三連であえて何も書かないことによって、詩が余韻(よいん)を残して終わっていますね。「ざあざあぶりの雨」の音が聞こえるようです。