答案講評 2月の回答選と解説

中2
総合|答案講評 中2 2月

今回の課題

今回の答案講評では、以下の課題について取り上げます。

大問2(2)ペットボトル製品を商品として販売する企業の中には、従来のペットボトルに代わって植物由来の素材を使ったボトルを使用している企業もあります。この取り組みは、ペットボトルの問題点をどのように解決することを目的としているのでしょうか。考えられる目的を2点述べなさい。それぞれ20 〜 40字の日本語で書くこと。句読点も字数に含めます。

「資料2」で取り上げた問題点(地中で分解されないため廃棄のための最終処分場が不足する、焼却した際には二酸化炭素や有害物質が発生する、石油を原料とするものが多い)をふまえて、植物由来のペットボトルがその問題点に対してどのような解決策になっているのかを説明してほしい。

答案拝見

先生

「埋蔵量に限りがある石油の消費量を減らすことができる」という内容は比較的思いつきやすかったようだ。73-13977-5さんと09-79084-5さんはこの点に触れている。
「植物は二酸化炭素を吸収するので、焼却時に二酸化炭素を追加で排出しない」という内容は、ややまとめ方が難しかったかもしれないが、52-444082-3さんはここにきちんと着目している。
「地中で分解することができるから最終処分場に廃棄される量を減らすことができる」という内容については、「植物由来の素材なので地中で分解することができる」という内容にとどまった解答が多かったが、紹介した3名とも、処分・廃棄の面まで含めて書くことができている。

73-13977-5さん

1点目「石油の代わりに植物由来の素材を使うことで石油資源の枯渇を防ぐ。」
2点目「地中での分解が可能なので、廃棄のための最終処分場が不足するのを防ぐ。」

09-79084-5さん

1点目「地中で分解できる素材を使うことで、廃棄のための最終処分場不足を解決すること。」
2点目「石油を原料としないため、石油資源の枯渇の心配をせずに済むようにすること。」

52-44082-3さん

1点目「ボトルが地中で分解されることが可能になることで、処分場が不足しなくなること。」
2点目「石油を使用していないので、二酸化炭素や有害物質が発生しなくなること。」