答案講評 11月の回答選と解説

中3
総合|答案講評 中3 11月

今回の課題

今回の答案講評では、以下の課題について取り上げます。

(2) 自動翻訳では,二重下線部の not-even-trying の訳し方が不適切になっています。訳し方が不適切になってしまっている原因と,どのように解釈して訳せば適切な訳になるかの2点を,合わせて100字以内の日本語で説明しなさい。

自動翻訳は進化を続けているとはいえ、まだまだ人間に取って代わる水準であるとは言い難い。翻訳の誤りを発見し、正しく直すという作業を通じて、機械と人間のあるべき関係を考えてみてほしい。

答案拝見

先生

率直に言って、かなり手こずったようだ。「3語からなる言葉をうまく1つの語として解釈できていない」という訳の不適切さの原因に気づけた人は多数見られたが、それを言葉でどう説明したらよいのかわからない人も多かっただろう。

29-73240-0さん

自動翻訳ではこの語を動詞として捉えてしまい、「やってみることさえしない」と全ての単語の意味をそのまま繋げているが、本来は「やってみようとすらしない振る舞い」というような意味の名詞として使われる。

20-51694-1さん

自動翻訳では述語として用いられているため、不適切だった。文中で、アンナはこの言葉を一つの長い単語だと捉えていることを踏まえ、「やってみようとさえしない」という一つの名詞として解釈して訳せば良い。