答案講評 9月の回答選と解説

中1
中1 身近な人を紹介する

今回の課題

今回は、次の添削問題について、Z会に届いた答案の紹介と講評をお届けします。

家族、友達など、自分に身近な人の中から一人を選んで、二四〇字以内で紹介文を書きなさい。

答案拝見

先生

みなさんが「身近な人」として紹介してくれた中で最も多かったのは「友達」でした。いつもいっしょにいるので、友達の優しさや努力などがよくわかるからかもしれませんね。
さて、今回の作文の出来を左右していたのは、「紹介したいところをしっかり絞り込むことができているかどうか」でした。上手に作文を書くポイントは、紹介したい人の特徴を深く掘り下げることと、その特徴を取り上げた理由が伝わるような具体的なエピソードを紹介することです。紹介したい人の特徴と具体例の内容とがかみ合っていると、作文に説得力が生まれますよ。
では、みなさんの答案を見てみましょう。また、「今回の優秀作品」として、特によく書けていたK.I.さんの作文を紹介します。

H.O.さん
ダンスの習い事で一緒のRさん

Rさんはとても努力家だ。レッスンがある日は、一番早くスタジオに来てストレッチやふりつけの確認をしている。また、難しい技の練習を毎日欠かさずしていて、ついにその技を成功させた。

M.K.さん
尊敬する友人のМさん

私はМさんを、とてもやさしい人だと思う。とある昼休みのことだ。私はお腹が痛くて無理をして歩いていた。そんな私に、Мさんは、「大丈夫」と声をかけ、保健室にいくのをしぶる私をふるいたたせ、保健室まで、つきそってくれた。彼女はそのとき急用があったのにもかかわらずにだ。

M.A.さん
料理が上手なおばあちゃん

私のおばあちゃんはとても料理が上手だ。私はおばあちゃんの作るハンバーグが大好きだ。昔、お弁当屋さんに勤めていたと聞いたことがある。私と同じ中学一年生の時も、料理をしていたそうだ。……私もいつか、おいしく、フワフワのハンバーグを作ってだれかの笑顔や喜びを見られるように日々努力していきたい。

今回の優秀作品

回答

★ K.I.さんの作文 ★

先生

ココが花マル

K.I.さんは、学校の数学の先生を「わかりやすい授業ができるかっこいい先生」として紹介しました。先生は「私が出会った理系の先生の中で一番教えるのが上手」と説明されています。「授業で図やイラストをたくさん用いたり、身近なものを例に出したり」する様子や、放課後に質問に行ったときも「私が理解するまで教えてくれ」るというエピソードは、K.I.さんが感じるW先生の特徴に説得力を与えています。
また、「将来、学校の先生になりたい」というK.I.さんの夢からは、K.I.さんにとって先生が、「わかりやすい」だけでなく、お手本でありあこがれの存在でもあることが生き生きと伝わってきます。すばらしい作文です。  

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今回の講評はここまで。次回も、みなさんの答案を楽しみに待っています!

※毎月、Z会に届いた答案の中から「キラリと光る作品」を選んで「講評」に掲載します。早めに提出し、「講評」掲載をめざしましょう!

※「講評」は毎月中ごろに公開します。お楽しみに!