クリティカル・シンキング/みんなの意見 2月の回答選と解説

中1
総合|みんなの意見 中1 2月

今回の課題

みんなの意見2月(中1)のテーマは以下のものでした。

「政治が変わらないのは,有権者が変わらないからである」という意見について,あなたはどう考えますか。そう考える理由と一緒に「みんなの意見」に投稿してみましょう。

みなさんは政治家ではありませんし、まだ有権者でもありません。その意味で、ニュートラルな立場で考えられたのではないでしょうか。

今回の回答選

GM COMANDさん

僕は違うと思う。何故なら、まず始めに、有権者達は常に合理的な考え方をする。そして、その考えに近い議員を選ぶ。それでも政治が変わらないのは、政治家が悪いからだ。「貴方の一票で変わる」という言葉をよく聞くが、変わるのは当選者だけである。自分なりに見て、政治家は皆とてもいいことを言う。しかし、それを実行し、結果を出す人はまずいない。なので、政治家は誰を選ぼうと、ほぼ結果は同じになる。だから僕は違うと思う。

 

もしそうであれば、投票に行く意味もなくなってしまうわけだが、それでいいのだろうか?

あっぷるじゅーす。さん

有権者は、どうしても人口的に若い世代は少なくなりやすい。だから、若い世代は投票に行くことも面倒だし、行っても反映される確率は少ないといって投票にはいかないケースも多くなってしまうと思う。また、30代以上のもう投票には慣れたというくらいの方々も、政治に対して正しく公正な知識を持っているとは限らないと思う。
だから、年齢に関わらず、政治に対してアンテナをよく張り、正しい知識を身につけ、演説も通りすがりではなくしっかりと立ち止まって聞くように有権者が変わらなければ、政治は変わらない。

 

つまりは年齢問わず政治への関心を高めよ、ということか。耳が痛い意見ではある。

茶道のホームズさん

僕は、「政治が変わらないのは、有権者が変わらないからである」という意見に共感しました。何故なら、今の若い方々はあまり政治に関心がないのか選挙の投票所に足を運んでいません。投票しているのは、高齢者の方々です。高齢者の方々は、自分の意見をあまり変えません。もし、若者が投票所に足を運んだら、少しは政治が変わるかもしれません。故に僕は、「政治が変わらないのは、有権者が変わらないからである」と意見に共感しました。そして、政治を変えるには、若者も投票所に足を運んだら良いと思います。

 

若者は政治を変えられると思う。

自称市学の星さん

「政治が変わらないのは,有権者が変わらないからである」という意見は、僕はそうだと思います。なぜなら、有権者が候補者の具体的な公約を理解していないのに、候補者をその人の有名さなどといった政治とは関係のない観点から候補者を選んでしまっているから。

 

公約段階では、どの候補者も代わり映えしない、ということもあるだろう。大概は、有権者にとってスイートなことしか言わないし。我々は、そうやって当選した議員が実際何をするのかに注視しなければならない。

#おにぎりさん

私は有権者だけが変わっただけならダメだと思います。なぜなら,立候補した政治家で,各政治家の公約が微妙だったりしたら,どの人を選んだとしても,いい政治はできないと思うからです。お金や時間,土地など,公共事業には様々なものがかかるため,現実離れした公約や,微妙な公約なら政治は良くならないからです。有権者がマニフェストを読むなど,政治に興味を持つ事も大事ですが,いい政治を目指して,政治家になってもいいのではないのでしょうか。

 

たしかに、単なる票集めとしか思えない公約もなくはない。そこから「じゃあ自分が政治家に……」とはなかなかならないかもしれないが、公約を厳しく見極める目は我々すべてが持たなければならないだろうね。

天才数学マンさん

その通りだと思う。しかし、有権者が変わらないからと意見している人も有権者なのではないか? 私は、文句をいう前に1人1人の有権者が政治の大切さを実感できるような選挙活動も必要だと思う。

 

なるほど、そういうあなたはどうなんですか、というわけか。耳の痛い大人も多いだろう。

Z会のつぶやき

 

おもしろい意見が1つありました。万人が納得できる政治などありえず、どんな政治であっても反対者がいる以上、必ずある視点からはそれは「悪い政治」であり、政治が変わっていないように見える、したがって有権者が変わろうが変わるまいが、「政治は変わらない」という意見は必ず出てくるだろう、というものです。これはなかなかの難問ですね。