クリティカル・シンキング/みんなの意見 10月の回答選と解説

中1
総合|みんなの意見 中1 10月

今回の課題

みんなの意見10月(中1)のテーマは以下のものでした。

ウォーミングアップで学んだ方法を使って,何かのおおよその数を求めてみましょう。どのような対象について,どのようなモデル(式)を立て,求めた値がいくつになったのかを「みんなの意見」に投稿してみましょう。
対象の例:日本でペットとして飼われている犬の数,日本の中学校の数,中学1年生のZ会員の数など

今回は,身のまわりのものの数について,自分でモデルを立てて,おおよその値を求めることがテーマでした。この考え方を応用すると,「日本にピアノの調律師は何人いるの?」「東海道新幹線の車内では,1日に何杯のコーヒーが売れているの?」など,突拍子もないようなことでも,おおよその数を求めることができるのです。疑問を感じたら,ぜひこの考え方を使っておよその数を求めてみてください。きっと楽しくなってくるはずです。

今回の回答選

horsegirlさん

100gの米に何粒あるか
式:5gの米の粒の数×20
5gの米:335粒
335×20=6700
よって、100gの米にはおよそ6700粒の米がある。

 

求めやすい一部の数から全体の数を求めるモデルを作ることができておるのう! 調べてみると米1粒は約0.02gじゃから,求めてくれた100gの米粒の数と多少の誤差はあるが,妥当な数を求められたようじゃな。

ありがさん

私はバスケ部に所属しているので、
「バスケ部に所属する10代の女の子」の割合
=日本の人口×日本の女性の割合×10代の割合×バスケ部に所属する女子生徒の割合
=1億3000万人(ここでは1億3000万人とする)×50%×10%×5%
=32万5000人

 

どの要素についても,妥当な割合を仮定できておると思うぞ! 立式もばっちりじゃ!
いろいろな割合を仮定しておおよその数を求めてもらったが,この数値がどのくらいの精度だったか,ぜひ検証してみるのもおすすめじゃ! 今回じゃったら,「10代の割合」について政府(総務省統計局)が集計している「人口推計」という統計資料で最新かつ正確なデータを確認することができる。
仮定やモデルを考えて立式する力と,実際の数値を調べる力,両方が身につけられるといろいろな数を考えるときに役立つぞ!

Z会のつぶやき

 

みんないろいろなおおよその数を求めてくれた。自分で実際に数えたり,インターネットや本で調べたりした数値をもとにすれば,おおよその数を求められることがわかるのう。おおよその数を求めるときに大切なのは,きちんと対象を決めた上でモデルを考えて,実際に計算してみることじゃ。身のまわりで気になったことがあれば,今回のようにモデルを考えておおよその数を計算してみるとよいぞ!